【ダライアス】ダライアスバーストCSはリアルロボット系という考察


Dariusodyssey02ダライアスバーストはAC以降、特定の主人公をもうけず、シルバーホークに搭乗する名も無き兵士が主人公となっています。

これにより、これまでのダライアスの「決戦機VS巨大戦艦」という図式が崩れ、「量産機VS量産戦艦」という、ミリタリーライクな設定になりました。

バースト(無印)までの歴代ダライアスのシルバーホークは、星の命運を担った特注の戦闘機です。
アムネリアにはシルバーホークに似た量産機はありましたし、外伝の時点でシルバーホークの量産には成功しています。が、THIMAやベルサーに占領されたダライアス星へ乗り込んだ機体は、A.Nやブラックホールボンバーを搭載した非量産のカスタム機です。ザクで言うならサイコザク的な立ち位置で、外見こそ量産機と同じですが、装備や性能は段違いです。

しかしACやCSは、まさに「その他大勢のシルバーホーク」が主人公です。CSモードでの機体取得ポイントを見るにつけ、レジェンドとネクストはバースト機関を積んではいるものの、通常火力は低く、ウェーブも敵機を貫通しません。バーストを使わないと雑魚の群れを押しかえすこともできません。同価格のオリジンやセカンドが特殊兵装なしに雑魚を根こそぎ倒し、巨大戦艦を問答無用でスクラップに変える高火力を備えるのと対照的です。


ところで、私は「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」を「リアルロボット系」ということに違和感を持っています。
圧倒的な性能をおごったスーパーロボットが、ヤラレキャラ(ジオンの量産機)を次々と撃墜し、敵側の強力なロボットと対決する図式は、これまでのスーパーロボットのメソッドそのものです。
ガンダムの画期的なところは、国家間戦争を下敷きにし、ロボットを兵器として運用されるというバックボーンを持たせたところにあると言われます。
しかし、ストーリーの核となるのは量産されていないガンダムであり、ライバルもシャアザクなどのカスタム機、ジオングやビグザムのような、ガンダムとおなじ試験機、ランバ・ラルのグフや黒い三連星のドムのような先行投入機など、およそ「量産型」と言えない機体が多く、エピソードの最後にはそれらのライバル機を撃破して終わるようなシーンがほとんどです。

ミリタリー的な要素が大きく膨らんだのは、ガンダム人気が盛り上がり、打ち切り直後に再放送が決定というムーブメントの中、ガンプラという商品がヒットし、作中ではボツとなった機体や、アニメに登場した各機体を拡張した「MSV」と呼ばれる要素が生まれてからだと記憶しています。MSVにより、ホワイトベースが歴戦してきた以外の戦場での戦いが語られるようになり、エースパイロットが追加され、各地域の気候や地形に合わせたバリエーションが作られていったわけですが、アニメ本編放送時にはなかった後付の設定です。

ガンダムというアニメシリーズが真にリアルロボットになったのは、これらMSVの設定を取り入れた「機動戦士Zガンダム」からです。


団長

「てらどらいぶ」管理人。 ゲーム開発のディレクター、動画配信サイト管理人のプロデューサーなどを歴任。 心のゲームは「ウィザードリィ」と「ザナドゥ」。ドラクエとFFならドラクエ派。

コメントをどうぞ

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。