新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきた!


みなさん、新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団をご存じでしょうか?

BGMと名前がついているように、ゲームミュージック演奏を主とするインディーズ・オーケストラです。
既存のゲームミュージックを演奏するのはもちろん、実際のゲームBGMのレコーディングにも参加する方も多く、ゲーム音楽のシーンに関わっている人達が所属する、まさにゲームミュージックのためのオーケストラです。

ゲームミュージック愛好家歴30年(笑)の団長ですが、こんな愉快なオーケストラの存在を知ったのは、つい最近のこと。
団長が尊敬してやまないゲームミュージックコンポーザー、古代祐三氏がゲスト出演という記事がファミ通Webに載っており、これは見逃せないとすぐさま前売り券購入した次第です。いやぁ、ベーマガ世代ですね(笑)。

作曲家・古代祐三氏がゲスト出演するゲーム音楽コンサート・NJBP Live! #4 “The Sun of Ancient”が2016年2月27日に開催決定(ファミ通Web)

ついでに、同好の士(ゲームBGMファン)たちにも「生古代さん見られるんだぜ!」と声をかけて招集。仲間達数人と行くことになりました。

新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団といえば、記事にもあるように「しんふぉにっくいっき」が有名だそうで、誘った友達もYouTubeで見た事があると言ってました。

 

また、別の友達は栃木県からクルマで上京。ドライブミュージックは、もちろん古代祐三作曲の「湾岸ミッドナイト」。俺達のレトロBGMへの情熱は、もう暴発寸前です。

ゲーム機の音源が貧弱だった80年代後半から90年代前半にかけて、オーケストラアレンジやシンセアレンジのテープやCDがたくさん発売されていました。ノリとしては、それに近いものがあります。
当初は部外のアレンジャーが手がけることが多かったですが、ゲームミュージックの需要が伸びると、各メーカーのサウンドチームがバンドを次々と結成。名人とバンドが各社標準装備になりつつある時代でした。
私はファルコムっ子だったのでJDKバンド派…と言いたいところですが、ファルコム作品のアレンジなら「スーパーアレンジバージョン」の難波弘之氏や米光亮氏、もしくは交響曲イースの羽田健太郎氏の印象が強いです。だってほら、JDKバンドが本格稼働した頃にはファルコムは88を見捨てたので(違

話が大幅に反れました。

会場は我が東京都北区が誇る複合文化施設、北とぴあ(ほくとぴあと読みます)。

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会場が18:40とのことで、30分前に着けばいい席取れるかな…と考えていたのですが、その時点ですでに階段を折り返すくらいのお客さんが並んでいました。
予想外に混んでいたいたことに動揺しつつ(失礼な)、レトロゲーム・ミュージックはまだまだ熱いなーと思ったわけです。

新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団はレトロゲーム・ミュージックオンリーのオーケストラではないのですが、なにせ今回のテーマが「サンソフト特集」です。新しくなりようがありません。

配られたプログラム・パンフレットもルート16ターボに始まりアクトレイザーで終わっています。辛うじて「みんなでまもって騎士!」とセブンスドラゴン、アンコール曲の1つが3DS用タイトルでしたが、2/3がレトロゲームのアレンジです。
もっとも、最近のゲームミュージックはほとんど生録音源なので、PSGやFM音源で流れていた頃ほどアレンジでの意外性というのもありませんからね。どうしてもレトロゲームが主体になってしまいます。

開演間近にはさらに列が作られ、400席のつつじホールはほぼ満員に。

前半のサンソフト特集は、ルート16ターボ、かんしゃく玉投げカン太郎の東海道五十三次、アトランチスの謎、アルバートオデッセイ、いっきというサンソフトファン感涙のラインナップ。あえて「ギミック」や「へべれけ」ではなく、FC参入初期のタイトルで固めてるところにこだわりを感じます。

サンソフトのゲームはおおむね難易度が高いイメージがありますね。くせのある操作性とキャラクターの挙動、使いこなすのが難しい攻撃手段等々…。子供相手なのに全力で殴りかかってくる大人の理不尽さがゲーム全体ににじみ出ているのがサンソフトのゲームです。でも好きでした。特に東海道五十三次と水戸黄門。

サンソフトのBGMの特徴として、ベースの前奏(デデデデ デデデッデデという感じのリズム)がありますが、それも見事(?)に表現されており、出だしから思わず吹き出しそうになる曲ばかりでした。「ここ再現するのかー!」と。管弦楽アレンジが見事なんですね。

後半はお待ちかねの古代祐三特集。曲目はみんなでまもって騎士、ミスティ・ブルー、ベア・ナックルI&II、ザ・スキーム、セブンスドラゴン、アクトレイザーとこれまた隙のないプログラムです。

ミスティ・ブルーとザ・スキームはPCゲームかつ、PC8801mkIISR以降のソフトとしては後期のタイトルですので、BGMは知っていてもゲーム自体は知らない、もしくはやったことがない人も多いだろうなと思います。コンシューマーに移植されなかったゲームの宿命です。同行した友達も「アンジェラスはやったけどミスティ・ブルーはやってない」との事。エニックスのアドベンチャーゲームは、みんなジーザスで止まってそうですしね。

かくいう私もミスティ・ブルーは未プレイです。ザ・スキームの方はサントラ買った後にソフトベンダー武尊で購入しました。今でも実家にディスクがあるはずです。

古代さんのサイン入りCDは持っているのに、生で見るのは初めてという団長。いまだにザ・スキームのジャケットに載せられたジョジョ立ちのイメージがあったのですが(まもって騎士の追加コンテンツでもネタになっていましたが)、リアルの古代さんは、なんというかイメージよりも親しみやすい感じでした。客席にいたにも関わらずすごい緊張してましたからね、団長(笑)。

途中、撮影タイムがあったのですが、オーケストラのマナーとしてスマホの電源を切るのが当然だと思っていたので、あわてて起動。これがまたなかなか起動しない! 撮影タイム終わり間際にようやく立ち上がったのですが…

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こんなダメな写真しか撮れませんでした。中央の背が高い方が古代さんです。飛んじゃって分からないと思いますけどね!(涙)

古代祐三特集も、サンソフト特集に負けずに演奏が最高でした。
特にザ・スキームの第一エリアのBGM「I’ll save you all my justics」のサビ、クラリネットの演奏がヤバかったです。あの複雑なメロディをよく演奏できたなと。プロの方にこういうのは失礼かもしれませんが。ホントにすごかったです。そうとしか言いようがないくらい凄かったです。

昔のゲームミュージックは和音も貧弱だったので、音を深めるために分散和音が多用されていましたが、今回のコンサートであらためて再認識。というか、オーケストラなのだからわざわざ分散和音にする必要ないのに、それを外したらレトロゲームミュージック演奏する意味がないとばかりのホンキのアレンジに感動です。

次回公演は6/26。場所は同じく北とぴあ。前半はコーエーテクモ特集、後半は聖剣伝説2、3特集だそうです。
コーエーテクモ特集は気になるところです。スターフォース、信長の野望・武将風雲禄、蒼き狼と白き牝鹿・元朝秘史、提督の決断、忍者龍剣伝、キャプテン翼あたりでしょうか。
好きなタイトルを思いつくままに並べてみましたが、これらのタイトルがいまは一つの会社のものとしてまとまっているところに時代の流れを感じますね。

同行していた友達はその場で次回公演のチケット買っていました。私は演目次第かなーという感じですが、多分行くでしょうね(笑)。

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最後に団長の宝物と、今回のプログラム・パンフレット。ヤフオク?出しませんよ!!

(文/団長)


団長

「てらどらいぶ」管理人。 ゲーム開発のディレクター、動画配信サイト管理人のプロデューサーなどを歴任。 心のゲームは「ウィザードリィ」と「ザナドゥ」。ドラクエとFFならドラクエ派。

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