信長の野望・創造withパワーアップキットを那須家やってみる その1


再来週に「戦国立志伝」という、ゲームシステムごと大幅に変更されたバージョンアップ版が発売される「信長の野望・創造」。
とはいえ、「創造」の名はつくものの、シリーズ第15作として独立しているため、信長の野望シリーズの最新作という位置づけになります。

戦国立志伝のウリは、なんといっても信長の野望シリーズ初となる武将プレイですね。
三國志シリーズは、最新の「三國志13」を始め、武将として遊べるナンバリングタイトルが出て久しいですが、信長の野望シリーズとしては初めての試み。戦国時代を舞台とした武将プレイのゲームとしては「太閤立志伝」もありますが、こちらは5を最後にシリーズが終了しており、ヘビーな太閤立志伝ユーザーからも注目されているタイトルです。

…と言いつつも、私は武将プレイがどうにも好きになれないので(戦術より戦略の方が好きなので…)、あえてこのタイミングで「創造withパワーアップキット」を遊んでみることにしました。

 

■その前に全信長の野望シリーズを個人的に振り返る

信長の野望シリーズは、これまでの全14作遊んでいます。
赤字は購入したもの、太字は全国統一したものです。

  1. 信長の野望
  2. 信長の野望 全国版
  3. 信長の野望 戦国群雄伝
  4. 信長の野望 武将風雲禄
  5. 信長の野望 覇王伝
  6. 信長の野望 天翔記
  7. 信長の野望 将星禄
  8. 信長の野望 烈風伝
  9. 信長の野望 嵐世記
  10. 信長の野望 蒼天禄
  11. 信長の野望 天下創世
  12. 信長の野望 革新
  13. 信長の野望 天道
  14. 信長の野望 創造

一番遊んだのは武将風雲禄で、PC88SR版、SFC版、PCエンジン版、PS版、Win版と遊んでます。なんでこんなに武将風雲禄ばかり遊んだのかは、今になってはよく分からないですが(笑)、今でも信長の野望シリーズの最高傑作だと思っています。

覇王伝から天翔記にかけては、オリジナリティのある堅実なパワーアップが施されましたが、逆に将星禄、嵐世記は海外のSLGの潮流を取り入れすぎてオリジナリティを失い、蒼天禄はバランスの悪さが目立ち、天下創世と革新はシステムがシンプルになったせいか展開が単調になりがちで1プレイで飽きてしまいました。天道は道を敷くという要素は楽しみにしていましたが、ゲームとして単純につまらなかったため天下統一前に投げ出してしまいました。

そんなわけで、近年の信長の野望は迷走しているなというイメージがあり、新作も全く期待していなかったのですが、創造はこれまでの信長シリーズの良い点をうまく取り入れ、特に戦略寄りのゲームになっているということで楽しみにしていました。

が、いざ遊んでみると人材と人口の多い畿内大名有利な展開となったり、逆に勢いがつくと瞬く間に周辺諸国を平らげるようになったり、外交も淡泊すぎて30周年作品にしては初期の信長シリーズみたいな印象。戦略以前の問題が横たわる期待外れの作品となりました。その他にも本城支城の概念があって建設や拡張に制限があったり、小大名にはやさしくない仕様てんこもりでした。
人の世は何事もスタート位置は平等でなく、特に戦略ゲームとなれば要衝を押さえた方が有利になるのは道理ですが、例えばParadox社のSLGと比べると小国プレイに対して、小国側の制限が多すぎました。
信長の野望はキャラクターゲームとしての側面もあるので、人材の数や能力が大きな差にならないParadox社のゲームと比べると、有名武将が揃う中部から畿内にかけての勢力が有利になってしまうのは仕方ないのですが…。
そのように勢力ごとの強弱をつけて難易度調整しているとも言えるのですが、CPUの思考も相まってやはりバランスの悪さや天道同様にコンセプトを生かしきれていない印象を受けました。

そこでパワーアップキットの登場です。登場したのはもう1年以上前なのですが、ほとんど遊ばず放置していたので、戦国立志伝が出る前におさらいしておこうかなと思った次第です。買うか買わないかは、これで遊んでみて決めます。

 

■那須政資登場

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今回私が選んだシナリオと勢力は以下の通り。

シナリオ:1534年6月 信長誕生
勢力:那須政資(下野国)
難易度:中級(デフォルト)
オプション:登録武将は登場しない

那須家って小国プレイかよって感じですが、はい、小国プレイです。
ただ選択には理由があって、私の母方の祖先が那須家と関係があるようなので(現在でも一族の墓碑が残っている)、那須を選んだという理由もあります。祖先が小国関係のというのは小国プレイヤーにとってはいい大義名分ですね!

登録武将は作っていませんが、コラボでドリフターズやセンゴクのキャラが出てきてしまうのでオフに。さすがに栃木に黒王様がご降臨されても困りますからね(笑)。

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というわけでスタート。拠点となる烏山城は常陸国との国境にあり、東は強豪佐竹氏、西は下野国一の大身となる宇都宮家に挟まれています。南北は小田氏、白河氏と那須氏と同じく小大名と接していますが、ゆえに蘆名氏や北条氏といった、その後ろに存在する大国に寄られやすいという地勢的にも気楽になれない位置にあります。小大名の悲哀を感じますね。

城の東に流れている川は、みんなのアイドル那珂川。

「創造」では内政コマンドが武将ではなく、領内の人口から生み出される「労力」によってまかなわれます。
那須家は最初に本拠烏山城の他に大田原城を領有していますが、2城あわせて人口1万ちょいしかない田舎のため、労力は2しかありません。これは、どちらかの城で内政コマンドを1回行うと消費してしまうレベル。つまり、1ヶ月に一度、どちらかの城の内政コマンドしか実行できないという状況です。

また、城下町の整備や道路工事などを行う「普請」は、最低でも労力3以上が必要なので、当面城下町への投資以外になにもできません。ろくに行政も着手できないとか、赤字の地方自治体みたいですね。

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武将も最初4人しかいません。その構成も大名1人に家臣2人、隠居が1人と、なんとも頼りないカンジ。零細三ちゃん会社みたいな様相です。
大田原資清の能力が(那須家の中では)ずば抜けていますが、大田原城の城主と奉行を兼ねている関係であまり自由に動かせません。というか、大田原城は大田原資清しかいません。

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国人衆は烏山と大田原の間に黒羽衆がいます。また日光には二荒山衆、南会津に田島衆がいます。有事に際し、黒羽衆は常に抱えておきたいところ。

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外交関係については、佐竹と2年の同盟を結んでいる以外に特筆事項なしです。なぜか佐野氏と敵対関係にありますが、当面の目標が下野国統一なので気にすることはないでしょう。収入もすくなく、外交にリソースをつぎ込むよりは内政に集中したいので、とりあえず佐竹との関係を維持するだけでに止めます。

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そんなわけで、烏山城下の商業発展に投資。労力に2なので、1534年6月の内政はこれで終了です(涙)。

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巡察も行いますが、やる前から何も出ないと言い張る大田原資清の発言になにも期待がわきません。とりあえず大田原城周辺を探索してもらうことに。

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翌月、戦国伝「富国強兵」スタート。烏山城を石高450、商業400、兵舎350に発展させるという目標が与えられます。達成すると大名に「敏腕」が付くので、人材難の那須家としてはやらざるを得ません。デメリットはなにもないのでやるのが吉です。

そんなわけで、しばらく烏山城下への投資と国衆の抱き込みを繰り返すことに。人もリソースも労力もない那須家としては仕方ないのです。

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1535年1月。大田原資清に子供が生まれました。15年後が楽しみですね。

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そして同年3月、大名那須政資の子高資も元服。

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見事なくらい喧嘩バカです。下野平定の際には活躍してもらいましょう。

そんなわけでなけなしの金を払って宇都宮家を調査。結果、宇都宮城、壬生城、真岡城で約3000の兵。こちらは烏山と大田原を合わせても1500程度しかないので、喧嘩になりません。国衆をたよっても3000超える程度なので、まだまだ手出しはできません。

そうこうしているうちに、南の小田家が佐竹に滅ぼされ、常陸は佐竹によって統一。

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かと思ったら、宇都宮家と古河公方の間で戦争勃発。ここでお互い削り合ってくれれば、那須家にとってはありがたい展開に。

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そんなわけで、有事に備えて宇都宮家の武将と密談を進めていきます。

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宇都宮家と古河公方軍は壬生城前で衝突。が、あっさり古河公方側が撤退してしまいました。もうちょっと粘ってくれれば良かったのに。

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宇都宮城の守る兵が少ない今が攻め時ですが、古河公方との戦いで思いのほか消耗せず、後方となる真岡に1000の兵がいるため動けず。全兵力を使っても宇都宮を落とせるか現段階ではかなり微妙。

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そして戦国伝「富国強兵」が完了。烏山城下は当初にくらべ賑やかになりました。今後は大田原の内政に力を入れていきます。

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続いて戦国伝「領土拡大」が開始。目標は本城1つの攻略。現在、下野国の本城、宇都宮攻略に向けて準備を進めているので、うってつけのミッションです。

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佐竹から小田城防衛の要請があったので快諾。古河公方にでも攻められているのかな?

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確認すると、宇都宮の軍勢が小田城へ進軍している模様。宇都宮家、なぜか外征にやる気マンマンです。

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留守を守る兵は400人に満たない模様。これはチャンス到来か?

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そうこうしている間に、白河に伊達家の軍勢が押し寄せます。だいぶ遠くからやってきましたね。
白河氏が滅ぼされたら、那須は伊達とも領土を接することになります。伊達と戦うのは、すくなくとも下野を統一してからにしたいもの。

北に南に戦争が起き、我が那須家ものほほんとしている場合ではなくなってきました。

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このまま烏山に籠もっていてもいい結果は得られそうにないので、宇都宮攻略を決意。
烏山から1000、大田原から400の兵を繰り出し、黒羽衆の助力もあり、2000の兵で取り囲みましたが、包囲は不完全。
このまま城外で待っていても城は落ちないので、強攻します。

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強攻の結果宇都宮の守りは崩れ、陥落は時間の問題に。

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1536年4月。三ヶ月に及ぶ攻城戦の末、宇都宮城落城。那須家、晴れて下野国の本城獲得です。

この攻略戦の最中、三河では松平清康が暗殺され、今川家では家督争いが行われていたようですが、遠く下野の国には関係のないことです。どうせ那須家の歴史イベントなんてないでしょうし、歴史的大事件を傍目に淡々と勢力拡大をしていくだけです。

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宇都宮攻略後、姫が元服。姫武将として配下に加わりました。知力62は人材不足の那須家にとってありがたい数値です。零細大名にとっては姫の手も借りたいところ。女の幸せは諦めてもらいます

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そして労力も5にアップし、念願の普請を行うことができるように。というか、宇都宮だけで烏山と大田原を合わせた人口を超えていたということですよね。都会にはたまげたなぁ(そんなに都会でもない)。

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宇都宮を攻略したことにより、南関東諸勢力に悪影響を与えた模様。東北の勢力にあまり影響がなかったのは幸いです。
真岡、壬生、唐沢山を手中に入れて下野統一を目指したいので、関東平野まで進出する力はありません。このあたりは同盟している佐竹と共同で当たっていくことになりますね。

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その後、岩城家から同盟の申し出。東北勢とはまだ戦いたくないのでありがたい申し出です。二つ返事で同盟締結。

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そして、先の戦いで捕虜となった三人の武将も当然のように登用。宇都宮攻略後に在野から登用した元白河家家臣、和知直頼の登用により所属武将は10人へ。これで人材面でもだいぶラクになります。数は力ですね、アニキ。

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そして宇都宮周辺で温泉発見(笑)。湯治で下野統一への野心を新たにしました。

今宵はここまでにしとうございます(古)。
次回は下野統一に向けて動くことになります。こうご期待。

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

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