「福島の小麦を使うのは人殺し」とのたまう藤岡真さんにこそ見ていただきたい動画


ミステリー作家の藤岡真氏が「ザ!鉄腕!DASH!!」の企画「世界一うまいラーメン作れるか」に対する苦言が、インターネット上で話題となりました。

問題の発言は以下のとおり。

 

いまだに福島の小麦は危険と思っている人がいるのですね。ビックリです。情報が錯綜する2011年当時ならまだしも、きっちり情報が行き渡っている2016年にこのような発言をする人がいることに衝撃を受けます。
ニュースや各メディアでも、福島の農産物は検査を行い、問題ないものだけを流通させているとあれだけ言ってるのに、政府やメディアはウソをついているとでも思っているのでしょうか?

そんな藤岡真氏には、政治思想的にニュートラルな「面接軍団」の被災地レポートを是非見ていただきたいところです。

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セクシー男優だからこそできる復興へのアプローチ「東日本大震災チャリティーイベント 〜ザ・面接軍団大集合スペシャル〜」レポート(前編)

福島の中でも原発近傍の南相馬で、どのような取り組みが行われているのか、セクシー男優たちがインタビュー取材を敢行しています。

また、ニコニコ動画の「吉村卓チャンネル」では、インタビュー動画もアップされています。
実際に被災地、特に20km圏内の映像がおさめられているので、「フクシマ」に関心がある方にも一見の価値はあります。

セクシー男優たちには、フクシマの放射能の「実態」を隠蔽するメリットはありません。また、問題点はフィルタリングされずに公開されています。

福島側にしてみれば「隠さないといけない」事などありません。厳しい世間の目にさらされている以上、厳密な検査を行って食品の安全を証明するしかないからです。

それでも「福島は何かを隠している」「政府は何かを隠している」「マスコミは(以下略)」と思う人が、いつまでもいなくならないのは悲しいことです。福島の人達は、さぞ悔しい思いをしているでしょうね。

批判をする事は良い事です。しかし、不確かな情報と思い込みはいけません。まして「人殺し」などと暴言を吐くことは許されるはずもありません。「人殺し」と言うだけの証拠を、藤岡真氏は持っているのでしょうか? ミステリー作家なら、当然「証拠なき結末」に意味はないと分かっているでしょうに。

放射能については、人それぞれ考え方、感じ方、スタンスがあります。収集をした情報を元に、どのような結論を下すかは当然個人個人の自由です。が、不確定な情報で不安を煽ったり、いわれのない偏見を元に罵倒するのはいただけません。

原発事故から5年。報道や書籍も福島の現状を正しく伝えるものが増えてきました。
しかし一方で、いまだに大手新聞が率先して福島は放射能汚染され続けているとか、鼻血がどうこうという記事を掲載し続けています。

積極的に情報を集めている人ならまだしも、受動的に福島の情報を得るだけの人たちへは、メディア発信者が自分たちの「思想」でアジャストした記事ばかりが届いてしまい、なかなか被災地の現状が伝わっていきません。

本来、そのような人達にこそ正しい福島の今を伝えるべきなのですが、メディアやジャーナリスト、そして作家といった「文を書く人」たちが、率先して事実と違う「福島像」「放射能被害」を書き続けているのだから、伝わらないのは当然といえます。

そのような「ジャーナリズム」のもとで、藤岡真氏のような言説の人が出てくるのは、考えて見れば自然なこととも言えます。残念ですが。

作家を名乗るなら、偏見に満ちた侮蔑を書く前に、少しはいろいろと調べていただきたかったなと思います。それが、文を書く人、それで食べている人として最低限のマナーではないのでしょうか? 少しは面接軍団を見習ってほしいと、そう思った次第です。


 

※3/23 12:00追記

藤岡真氏は発言を謝罪しTweetを削除しました。また、Twitterの一時休止も発表しました。

推理作家 TOKIOラーメンへの“暴言”謝罪 福島産小麦で

「わたしの無神経な発言が、多くの皆様を傷付けることになり、大変申し訳なく思っております。福島県の皆様、TOKIOの皆様、鉄腕ダッシュの関係者の皆様に深くお詫び致します。本当に申し訳ありません。しばらくの間、Twitterを休止します」

世の中平然とデマを垂れ流す人も多い中、謝罪するだけマシかもしれません。
しかし、藤岡真氏は問題になる前より福島への過激なヘイト発言を繰り返していました。今回の件でどれほど考えがこれで変わるのか、注目したいところですね。

(文/団長)


団長

「てらどらいぶ」管理人。 ゲーム開発のディレクター、動画配信サイト管理人のプロデューサーなどを歴任。 心のゲームは「ウィザードリィ」と「ザナドゥ」。ドラクエとFFならドラクエ派。

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