【ポンこれ】メンターになってほしくない先輩、3つの特徴とその対処法


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4月も今週から本格稼働。入社前は期待や不安で胸一杯のフレッシャーズも、ようやく社会人として働くという実感を持ち始めている頃かと思います。

さて、入社するとまず体験するのが「新人研修」。研修内容や方法をまちまちですが、どの会社も基本的には研修をおこなうはずです。
大きな会社になれば研修スケジュールがきっちり決まり、座学からはじまってロールプレイング、プレゼンコンペなど知識から実践まで数ヶ月かけてじっくりと教育を施すでしょう。中小になるといきなり現場でOJTということも少なくありません。

最近では「メンター」という言葉も使われます。日本のビジネスシーンは横文字好きですね。
メンターというのは指導者、助言者という意味です。要は新人に仕事を教える役目を負った社員のことです。だいたい、前年度に入った先輩か、主任以下の社員が担当することが多いようです。

メンターは、その後の会社人生を大きく左右する存在になります。
そのため最低限の社会的常識を備えた人格者であり、かつそこそこ有能(仕事をよく知っている)人であることが望ましいわけですが、組織上そういう(新社会人から見た)適任者がいない場合も多くあります。

そんなわけで今回のポンこれは、私自身の経験上、「こいつはダメだな」と思ったメンターの特徴3つと、その対処法を紹介します。

■自慢と見下しが好きなマウンティングメンター

これまでの仕事で自分がどんなことをやってきたのか、それを伝えるのもメンターの役割です。その話から新人は経験則を継承することができるからです。

しかし、度が過ぎた自慢はウンザリの元。

業界のお偉いさんと会食したとか、業界外の有名人と個人的につきあいがある(実は名刺を交換しただけ)業務に直接関係ない話も、最初は「すごーい」と思っても、何度も聞かされるとさすがに食傷気味になります。あれですね、Facebookで「(有名人の)○○さんと一緒にいます!」というリア充自慢を見せられているのと同じ感覚です。
かといって、先輩の話だし、お世話になる人だから「その話前にも聞きましたよ」と言うのも難しいでしょう。

同じ自慢話を何度も言うメンターは、業績が少なすぎて他に自慢のネタがないのです。だから毎度同じ話をしてしまうのです。そう思うと、ちょっと自慢の多いウザめの先輩も可哀想可愛く見えるのではないでしょうか?

それでも、自慢だけならまだマシです。

自慢をしがちな人は、大抵周囲の人を貶めたがる傾向があります。自分の方が偉い、優れているという感覚を大切にしたい性格ゆえ、自分の力を(実際よりも)大きく見せるために自慢をしたがるのです。

なんでも自分の「優越感」に転換してしまうのが、この手の人間の特徴ですが、別の面からみれば劣等感が強い人でもあります。

特にメンターより高い学歴や入社前の実績がある新人は要注意。この手のメンターは、事あるごとに「学歴なんて社会で役に立たない」とか、「そんな実績は社会で役に立たない」などと言ってきます。

社会人になったばかりで、なんら自分を証明するものがない新人にとって、学歴や学生時代の実績は、自分の身を証すものでありプライドです。その証を頭から否定することはありません。なぜなら、少なくともその学歴や実績を見込まれて入社しているはずだからです。

どこかの鬼教官ように「お前達は無力だ」と言い並べるのは、ただ組織の一部となり戦闘単位を担う兵士であるからです。人格や能力よりも戦訓を叩き込み集団として間違いのない行動ができるように教育するためです。
しかし知的生産を重視する現代のビジネスシーンに、軍隊のような教育は必要ありません。

一時期、このような人格否定を行う軍隊式研修が話題になった会社がありました。ミドル年代以上の経営者が合理的な訓練だと評価する一方で、より大多数の若者達に社畜製造研修と批判を受けたことはまだ記憶に残っている事でしょう。
あんな研修でやる気が鍛えられるわけありません。いまだにあんなやり方で新人を鍛えている「つもり」になっている会社や研修コンサルタントがいることに驚きますが、これについてはまた次回に書きたいと思います。

このようなマウンティング・メンターは、一度マウンティングに成功すると、事あるごとにマウンティングをしてくる傾向があります。自分の方が強いから、何をやっても許されると思ってしまうのでしょう。また、古くさい体質の会社の場合、その状態を放っておくと部署内の全員にナメられる事になるかもしれません。

状況を変えるのに一番良い方法は、タイミングを見て逆ギレすることです。自分よりも「怖い」と思った時点で、その人達のマウンティング簡単に止まります。

逆ギレしても変わらないようだったら、その会社のミライはそう明るくないので、精神的な被害が大きくなる前に退社を考えたほうがいいかもしれません。

 

■表情すら叱るネタにする激おこメンター

いますよね。一日一回は叱らないと気が済まないような人が。
愛想笑いすれば「ニヤニヤするな」といい、真顔でいると「なにが不満なんだ」と言い出す人がいます。人間の表情は性格や生育環境によって変わります。もとから笑っているような顔の人もいますし、険しい顔つきの人もいます。表情はその人の精神状況のバロメーターでもありますが、実はそんなに大きな意味がないこともあります。

しかし、そういう細かいところを見つけては叱り出す人がいますね。何が気に入らないのか分かりませんが、理不尽な理由で叱られる新人としては納得もいかないし不満も出るでしょう。

最悪なケースは、自分の地位を示すための「叱られ役」をやらされることです。特に問題がないこともいちいちツッコんできて、社員全員の前で叱る。叱ってる本人は「その社員のため」「会社のため」と言いますが、実際は自分の力を顕示したいだけです。つまり、叱られるだけ無駄なのです。
社会の厳しさを教えているなんて言う人もいますが、余計なお世話です。そんな人に叩き込まれるまでもなく、ちょっと現実に出れば厳しさが身にしみますし、そこで叱られた体験が厳しさへの耐性になるかといえば、そんなこともありません。

というより、叱ってばかりいるメンターも、大抵社会の厳しさなんて分かっていません。メンター、先輩、上司という立場に甘えて新人いびりしている程度の人が。社会の厳しさが分かるようになると、少なくとも自分より立場の弱い新人には優しくなれるものです。

叱られるのは精神的にもキツいです。会社にいくたびに愛なく叱られるようでは、出勤することそのものがイヤになります。そんな事をしても会社に残って業績を出す社員は育ちませんし、そもそも居着きません。叱りたがるメンターは会社にとっても癌と言えます。

ベストな解決法は、タイミングを見て逆ギレすることです。叱るのは自分の方が精神的に優位にあるためだからで、実は気が弱い人も少なくありません。自分よりも「キレやすい」「怒ると怖い」と思った時点で、そういう人は叱るのをやめるでしょう。

逆ギレしても変わらないようだったら、その会社のミライはそう明るくないので、精神的な被害が大きくなる前に退社を考えたほうがいいかもしれません。

 

■優しいように見えて能なしのポンコツメンター

メンターという仕事は「比較的仕事がヒマ」な人が任されることも多いです。そういう人は、ポンコツすぎて仕事を任せてもらえない人だったりします。

そういう人は概して気持ちが優しく、新人にも親切です。しかし肝心の仕事のことをちゃんと教えてくれないので、結果的に勉強にならず、同期から大きく遅れてしまう事にもなりかねません。
しかし問題なのは、このような人と一緒に行動することは、結構居心地のいいことです。なにしろラクですから。前述したマウンティングメンターや激おこメンターのように精神的な負担はありません。むしろ皆無といってもいいでしょう。心中不安にナリながらも、メンターの人の良さにほだされ、またラクな状態から抜け出せず、堕落していく一方となるでしょう。

しかし、実はこのようなポンコツメンターこそ、将来の自分の姿かもしれないのです。

入社時に適切な指導を受けられず、オマケに元メンターには永遠の下僕にされ、業績が作れないのでいつまでも下っ端。せめて愛想だけは良くして会社の人達から距離を置きたいと思っている人が、そのようなポンコツメンターの正体だったりもします。

彼も入社時には様々な希望を持っていたことでしょう。しかし事あるごとに叱られ、丸投げばかりで自分のやりたい仕事はやらせてもらえず、

一見優しそうに見えて、言葉の端々に会社や部署、同僚への悪意が見え隠れするのも、このような人の特徴です。可哀想に。彼の精神的に疲労しきってしまい、ただ日々叱られないように無難に過ごす事しかできなくなってしまっているでしょう。

ベストな解決法は、タイミングを見て逆ギレすることです。「私と一緒にこんな会社変えてやりましょう」と。理解者を得ることで、ポンコツメンターもかつての夢とやる気を取り戻してくれるかもしれません。
と同時に、あなたへの信頼もグッとあがり、将来何かをするときにはきっと味方になってくれるはずです。
社内に味方を作ることは大きなメリットになります。その人がポンコツだろうと、敵だらけの職場よりは居心地がよくなるはずですし。

それでも変わらないようだったら、その会社のミライはそう明るくありません。貴重な若さを浪費する前に、転職を考えたほうがいいかもしれません。

 

いかがだったでしょうか。なんだ、最後は逆ギレじゃんと思われるかもしれませんが、どこかのタイミングで自分の意思を見せることは大切です。奴隷ではないのですから、相手がメンターだろうが上司だろうが、理不尽な扱いには抗議して構わないのです。それによって待遇が変わることも多々あります。勇気を出して、キレてみましょう。

大人達は「いつまでも学生気分でいるな」などと怒ったりするでしょうが、まだ仕事がないこの期間にしっかり教育を受けないと後々ひどいことになります。学生気分でしっかり勉強してください。

それでは、新社会人生活、楽しんでください!

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

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