【節約】「眠り会員」から脱却!不要な月額サービスはどんどん解約しよう!


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以前ケータイ(ガラケー)のコンテンツビジネスが眠り会員なる「使ってないけど解約し忘れたユーザー」を大きな収入源にしているという話をしました。
例えばエンターテイメント系の某サービスは、毎月600万円ほど眠り会員からの収益があるようです。
そのサービスは月額300円なので、2万人ほど使いもしないサービスに毎月お金を払っていることになります。

ケータイ時代のコンテンツ・プロバイダーは月会費の2倍以上の金額を払って広告出稿していました。
さらに「初月無料」という言葉を使ってユーザーの心理的な入会障壁を取り払い、今入会すると特典が云々みたいな文言も並べたりと会員増に必死になっていました。
入会させてしまえば眠り会員にさせる機会が生まれるわけで、そうなれば月会費の2倍はそんなに高いものではなかったのです。

なお、初月無料は「二ヶ月以上入会した場合、一ヶ月分無料」であって、一ヶ月目にやめた場合はきっちり一ヶ月分の月会費を取られます。詐欺みたいですよね?そんなマネを上場企業がやっていたのが当時のガラケーコンテンツ業界です。今問題になっているソシャゲの広告問題となんら変わらないマネを、誰にも咎められずにやっていたのが当時のIT業界だったのですね。

なお、今でもスマホを買う際に「購入代がオトクになる」と初月無料のサービスに入会させられたりしますが(これをレ点チェックといいます)、これも同様にコンテンツプロバイダーから広告料をもらってやっている事です。ケータイ購入代金が安くなるということは、それだけ販売店にバックがあるということです。

それでもガラケーのサービスはキャリアが常時パトロールをしていたため、例えばキャリアと妥結したコンテンツ内容が履行されていないなどの問題があれば警告を受けたり、具体的な懲罰を受けたため、公式サイトであればある程度のクオリティが保たれていました(キャリアによりますが)。

しかし、PC用サイトやその他のネットワーク関連サービスとなるとそうもいきません。サービスの縮小があってもメールでちょろっとお知らせするだけですし、更新がほとんどされなくなっても「眠り会員」の維持のために残っているようなものが多数あります。

ネットサービスは、はじめるのは簡単でも、一度はじめるとやめられないというサービス側のジレンマも生まれます。はじめるときはやめるときも一緒に考えないといけないといいますが、インターネットサービスにはその常識も通用しないようです。ビジネス寿命が短いのに、不思議なことではあります。

 

■「眠り会員」になってしまう人の特徴

さて、こんな眠り会員になってしまう人達の特徴をざっくりとあげてみました。心当たりがある方、ご注意を。無駄なお金を払っているかもしれませんよ!

  1. そもそも入会していることを忘れている
  2. クレジットやケータイの支払明細を見ない
  3. 月会費を支払った以上、サービスをすぐにやめたくない
  4. 退会するのが面倒
  5. いつか使うかも知れないと思ってしまう

 

1.そもそも入会していることを忘れている。

いきなり結論から書いてしまいます(笑)。
積極的に利用している場合はサービスを利用していることを意識できますが、なにかのきっかけで利用機会がなくなると、入会した状態なのにサービスを使わない状態になります。その時点で退会すればいいのですが、サービスに不満があったならそのままやめてしまうでしょうが、ライフスタイルの変化や仕事や勉強が多忙になったなど、サービスの評価に関わらず不意に使わなくなったサービスは、そのままユーザーの意識下にもぐりこみ、認識されない状態になりがちです。

そして、いつしか入会していることそのものを忘れてしまいます。これが、おそらく「眠り会員」になる人の最大の理由ではないでしょうか。

 

2.クレジットやケータイの支払明細を見ない。

入会していることを忘れる理由として、これらネットのサービスが自動継続、自動引き落としであることがあげられます。
基本的に自動継続の月額制サービスの場合、そのままクレジットカードやケータイ料金から引き落とされるので、明細を見ないと引き落とされていること自体を見落としがちです。

しかし、明細のペーパーレス化などが進み、能動的にweb明細のページを見ないと、何がどうなった結果、この請求額になったのかよく分かりません。
ただでさえ郵送されてきた明細も見ない人も多い中、ペーパーレスにされたらますます見なくなるのは自明の理です。そして今は、ケータイ料金もクレジットカードもWeb明細化が進み、紙明細は有料とするところも増えました。

web明細への移行をいち早く進めたのはケータイ業界で、auは2010年に紙での明細発行を有料化しました。docomoも去年より有料化されています。スマホの台頭によりこれまで公式メニューなどであげられた収益の激減が見込まれ、携帯電話ビジネスの見直しが図られた結果でしょう。

クレジットカードは基本的に紙明細が基本かと思いますが、CMをばんばん打ちまくって集客を勧めている楽天カードの場合、web明細が基本のため、紙での明細を発行する場合は82円の手数料(送料?)がかかるようです。
まぁ、楽天カードの場合審査が非常に甘いので、このあたりあまりサービスできないのかもしれませんね。

 

3.月会費を支払った以上、サービスをすぐにやめたくない

やめようと思っていたサービスをやめ忘れ月をまたいでしまった結果、「今月の末まで退会はやめよう」と思ってしまうこと、ありませんか?

これが「入りっぱなし」になる大きな原因です。

はっきり言えば、「その時にたいして使ってないサービスは、どのみち月末まで利用しない」です。そのまま、先月同様に退会しそこねるだけです。

月をまたいでしまっても、二度と利用しないなら即座に退会しましょう。さもないと来月以降もやめそこねて、無駄な会費を払い続けることになります。

 

4.いつか使うとかも、と思ってしまう。

なんとなく便利な機能を見ると、いざって時に使えるかも、とか思ってしまいますよね。
なら、いざって時に入会し直せばいいだけです。

特に「無料コース」と「有料コース」があるサービスは要注意。
有料コースの特典が多いと「いつも使っているサービスがあるかもしれない」「いつか使うかもしれないサービスがあるかもしれない」と思いがちです。

もしコースの違いを見直すなら「無料でも差し支えないか」をしっかり確認すべきです。
有料会員コースにはプレミアムな機能がいっぱいかもしれませんが、無料コースでも最低限の機能を備えているサービスがほとんどです。
本当に今(直近)必要なサービスかどうか確認した上で、有料コースを継続したほうが良いかどうか、考えたほうがいいでしょう。例えば電車通勤からクルマ通勤に変わった後は、有料の「鉄道運行情報お知らせ機能」はいりませんよね?

「いつか使う」は、使わないと一緒です。いつか勉強しようと思って買った本が詰ん読になるのと同じです。能動的に使わない、今すぐ必要がないものは、さっさとやめるべきでしょう。

 

5.退会するのが面倒

そもそも月額サービスの退会ってめんどくさいですよね。思わず先延ばしにする気持ち、よーく分かります。

冒頭に書きましたが、月額サービスはいかに会員を集めるかに腐心し、高いコストを支払っているため、「辞めます」と言われてあっさり辞められると困ります。一ヶ月で辞められると赤字になるサービスも多いでしょう。

そのため、退会リンクを分かりづらくしたり、「退会の理由をお聞かせ下さい」から始まる延々と続くアンケートでやめさせないなど、露骨な退会妨害をしていた時期もありました。

私の知っている会社では、社長自ら「退会リンクをなくせ」と言ってたくらいにクレイジーで、結果クレジット会社に退会方法のお知らせがくるという有様でした。ひどい会社ですね。どことは言いませんが。

こういう商倫理的にアレな人達を儲けさせないためにも、面倒でも退会しましょう。面倒を理由に退会しないと、こういうポンコツが大喜びしてしまいます。

 

■初月無料や月額の安さに騙されてはいけない

何度も言いますが、月額サービスは「いかに入会させるか」の勝負です。
そのため、心理的な障壁を取り払うべく月額を安く設定し、後から様々なオプションをつけて客単価を上げていきます。

例えばAという機能が欲しくて月額100円で入会した後、BとCとEという機能をつけると「スタンダードコース」300円、オールインパックで「プレミアムコース」500円というコースを勧められたりします。

100円も500円も変わらないという思ってしまいますが、実際は100円と500円は大違いです。

この手の「コース」は入会させた後、「せっかく入会したのだから」という心理につけ込みます。で、実際100円で済むところを、使いもしない昨日のために400円も高く払ってしまうのです。

これがその場一回限りの支払いなら、そうそう高くはないでしょうが、月額というのは、入会している限りその金額を払い続けるという事です。たしかに一月の請求は400円の差でしょうが、1年も放置すれば4800円もの無駄遣いになります。

そもそも継続して利用しないなら、使わないと判断したところでやめるべきです。

 

最近は電力自由化でお得な電力会社を選ぶことが流行っているようですが、使っていない月額サービス、コース解約したほうがはるかに節約になりますよ。見直してみましょう。断捨離です。断捨離!

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

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