【イベントリポート】現役男優が語る『夏休み直前!気をつけたい性感染症の知識と予防』


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去る7/26。ヨコハマスリーエスで性感染症啓蒙イベント、「現役男優が語る『夏休み直前!気をつけたい性感染症の知識と予防』」が開催されました。

夏と言えばアバンチュール、そしてリゾラバです(古)。

陽気な季節に誘われていろいろな意味で身も心も開放的になりがちです。
しかし、そんな夏の恋は危険も一杯。倫理的にも健康的にも「過ち」をおかしてしまう可能性があります。特に危険なものが性感染症です。

日本は先進国内でも数少ない性感染症拡大国。世界で減少傾向にある梅毒患者も、日本では増加ないし横ばいという惨状です。

そのような現状には、奔放な性を描くセクシービデオにも一因があるのではないか、という思いから、主催の吉村卓さん、元カリスマ女優でラブヘルスカウンセラーの小室友里さん、そしてセクシー男優界一の性病知識を持つ野島誠さんの三人が集結。性を衛生面から語る異色のトークイベントがはじまりました。

 

■日本の「生」信仰と女性のリスク

性感染症の大半は粘膜の接触によって感染します。よって、罹患している相手との粘膜接触を避けることで性病感染を避けることができます。そのためコンドームには避妊具以上の役割があり、海外ではコンドームをつけるのがマナーとして定着しています。

しかし、日本では「ナマ」信仰が依然として強く、結果として望まない妊娠や性病蔓延の原因となってしまっています。

森林原人さんは著書の中で「セックスは承認欲求を満たすもの」と記していますが、避妊を行わない性行為は愛の形として至上のもので、特に男性側からすると女性の胎内に精液を注ぐことで女性を支配しているという実感、そして自分の精液を受け入れてもらえたという精神的な満足感を得ます。

日本の性文化はHENTAIと言われるほど爛熟しているにも関わらず、国民ひとりひとりの性の知識やマナーは低いとされています。そのせいもあって、子供を作る気もないのにコンドームをつけないエッチにこだわり、中で出したがる男性が多いという結果に繋がっています。

女性側からコンドームをつけてとお願いしづらい(小室さん)」

コンドームの装着をお願いすることで、男性の満足優先で装着をお願いしずらい、愛情を疑われたくない、明らかに男性側のテンションが下がるなどの弊害があるため、外国のように男性側のマナーとして定着してほしいとのこと。

「性器の形状の違いも大きい。男性は尿道口のみだが、女性は膣内全体が粘膜となる。そのため、性感染症にかかる確率は男性の二倍~三倍ほど高くなる(野島さん)」

そしてコンドームをつけないデメリットは女性の方がはるかに高いにも関わらず、という気持ちからナマでの行為にいたり、取り返しのつかない状況に陥る女性が多い。そのため、コンドームをつけるというマナーが男性側につかないと、コンドームによる性病予防は(お互いにとって)難しいとの話。

また、夏になるとラブなテンションがあがってしまい、野外での性行為も増えるそうです。

「地面は大腸菌を始めとする細菌が多く不衛生なので、行為前後はペットボトルの清水で洗い流さないとダメ(野島さん)」

また、夏は野外では虫さされによる様々な感染症も増えます。行為によって発散二酸化炭素が増えるとその分蚊に刺される危険も増えてきます。しかし、虫除けスプレーには粘膜に接触するとよろしくない成分も入っているので気をつけたほうが良いとのこと(実際、虫除けスプレーにも記載されています)。

「そこまでやるなら部屋でヤレということですね(卓さん)」

つい気持ちが盛り上がってしまうこともありますが、性感染症予防のためにも、なにより健康のためにも冷静に気持ちを落ち着かせる必要がありそうです。それだけ、野外での行為はリスクが大きいとのこと。

「最近話題のジカ熱も性行為で感染するので注意してください(野島さん)」

粘膜という、より深いところでの「コミュニケーション」になるので、同じくより深く考えて予防はしなければなりません。

「大切なパートナーに病気をうつしてしまうリスクがあることを忘れてはならないですね(小室さん)」

「快楽一瞬、後悔一生(野島さん)」

自分が気持ち良くなっている一方で女性が不安がっている。そんな性行為は愛ある行動とは言えません。コンドーム装着が愛を拒むものだというなら、装着しないのも同様に愛を阻んでいるのかもしれません。お互いに思いやり、気持ちイイ体験をしましょう。

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■野島流予防法

性病感染を防ぐ一番の手段がコンドームなのは間違いないのですが、一部のウィルス性の性病にはワクチンも有効とのこと。特にB型肝炎は肝硬変から肝臓ガンに発展する可能性もある危険な病気です。また、性行為に及ばなくても粘膜接触でもB型肝炎は感染するので、自分がキャリアにならないためにも接種する必要があるとのこと。またコンジローム(尖圭コンジローマ)のHPVにもワクチンがあります。

「日本ではあまりワクチンを打つのは一般的ではないと思いますが、外国ではワクチンを打つのは大人のルールとして定着しているのですか?(小室さん)」

「外国では国の政策として公費でワクチン接種を行っています。日本でも子宮頸がんワクチンが打てたのですが、今副作用が問題となって止まっています(野島さん)」

HPVについては当然男性も感染するので、男優はワクチンを打つのが当然だそうです。

「ワクチンを打つというのは相手を守ることにもなるので大切だけど、そこまでしてエッチしたいと思わない人が多いのでは。もっと楽しくワクチン接種にいけるようにしたら(小室さん)」

「ワクチンを打たないで感染するととんでもないことになるし、だからといって一生エッチしなければいいという問題でもない。予防は大切(卓さん)」

また野島さんは、行為のあと、必ず口、手、性器を「洗う」のだそうです。

水で洗うだけでも良いのですが、より確実に予防するため、手は石鹸による手洗い、そして口とデリケートゾーンは「お茶」で洗うのだそうです。

お茶は抗菌抗ウィルス効果のあるカテキンが含まれているため、終わった後のケアに最適とのこと。イベント中には小室さんが「デリケートゾーンを拭けるカテキンウェットシート」を提案していました。ニコ生視聴者からも欲しいとの声が。

また、オーラルケアで使われるオイルプリングも予防に効果的とのこと。
オイルプリングに使われるココナッツオイルも、海外の民間療法ではカンジタ予防に使われているそう。また、アメリカのポルノ女優はローションの代わりにココナッツオイルを使っている人もいるそうです。

うがいの時には「ガラガラ」という声が聞かれてしまうと、パートナーに不愉快な気持ちや不安を与えてしまうかもしれません。そんなとき、野島さんは「サイレントうがい」をするそうです。上を向いて大きく口を広げ、喉奥でうがいすると音が出づらく、さらに手で口を塞ぐことでより消音できるそうです。

口をうがいしたいけど相手に聞かれたくない、デリカシーがないと思われたくない…という人は、ぜひサイレントうがいを試してみてください!


今回も楽しいイベントでした。特に野島さんの暴走に大笑いでした。

イベントでもたびたび触れられていましたが、日本ではまだまだ「性病=恥ずかしい」という意識から、啓蒙も予防も検査も進んでいない現状です。日本は世界に誇る性文化を持つ国でありながら、個々人の性に関するデリカシーや秘匿性は他の先進国と比べても高い状況です。
もちろん、社会秩序やモラルという面からすれば、性道徳の高さは素晴らしいことなのですが、その秘匿性がかえって性に対する閉鎖性を産み、間違った知識や知っておかなければならないことも不確かなままになっているともいえます。

特に女性は気恥ずかしさや世間の目もあって性的な相談が親や友人にもできない事もしばしばでしょう。恥ずかしいというより、「どこまで話していいのか分からない」というところが実情だと思います。そして正しい知識を得る機会がないまま大人となり、パートナーと愛し合うことになった人も大勢いるかと思います。

海外ではポルノ俳優が行政の依頼を受けて性の啓蒙活動にあたることもしばしばありますが、日本では国民性もあってなかなか理解を得られないというのが実情。卓さんも小室さんも性の啓蒙をライフワークとしていますが、性に対しての意識が高い人(≠スケベな人)しかイベントや書籍に触れないという現状で、なかなか正しい知識が広まっていかないという難しさがあります。

今回のイベントがニコ生無料視聴としたのも、夏に向けて正しい性病予防の知識を備えてほしいという卓さんの希望からです。おかげで視聴者数も多く、様々な質問や意見がコメントされていました。

野島さんの言葉ではないですが、「快楽一瞬、後悔一生」です。後悔するようなエッチにならないように、しっかり避妊していきましょう。

ちなみにリゾラバというのはリゾートラバーズ、要するに一夏の関係という意味です。
流行したのは1989年。バブル絶頂期にあった日本人は海外旅行にバンバン行きまくっていました。そんな旅先で出会った人と、その夏限りの恋(肉体関係)をするというのがリゾラバです。
旅先の恋なんて昔から今までよくある話ですが、当時は経済的な飽和を迎えており、世の中お金が余って仕方がない時期でした。そのため空前のリゾートブーム(海外旅行ブーム)が起き、それに伴ってリゾラバという言葉も流行ったのです。
そのような旅行ブームにあって、特に独身男女は旅先での出会いやアバンチュールに期待したようで、旅行会社やマスコミも積極的に旅先の恋を煽っていました。この頃はドラマやマンガも、リゾラバをテーマにしたものが多かったですし。

ともかくそんな景気のいい時代だったのです。そんな時代がこの日本にもあったのです(遠い目)。


★小室さん&卓さんからのお知らせ

ラブヘルスカウンセラーとして活躍中の小室友里さん、恋愛が楽しくなるグッズのセールスプロモーションもしています。

まずはこれ。小室さんの指先に注目。

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これは「フィンドム」という指コンドームの(フィンガーグローブ)。台湾の製品で、現地では「ゴールドフィンガー」の加藤鷹さんがPR大使を務めているのだそう。ゼリーがついていおり、指を使うプレイに最適。ラブグッズの保護にも使えて、今回のイベントで提示された様々な衛生面の問題もクリアできるという優れものです。

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もう一つは「インクリア」という商品。女性の膣内環境を整えるジェルです。タンポンのような形状のケースを膣内に挿入して直接流し込むので後始末も簡単。ジェルは天然由来の成分で、膣内のphを正常値に保つうえ、気になる臭いも改善してくれるという優れもの。こちらはドラッグストアでも購入できるそうです。

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卓さんからは、この日到着したばかりという、アイス用ボトルコーヒーのご紹介。
ワインボトルのようなデザインがオシャレです。人物像はいうまでもなく卓さん。
濃縮タイプのコーヒーで、水で薄めればアイスコーヒーに、牛乳をいれれば簡単にカフェオレが作れます。最初からてんさいが入っているので、砂糖やシロップがなくても大丈夫。この季節ならアイスクリームやかき氷にかけても美味しくいただけます。よくばってコーヒーフロートなんかも最高でしょうね!

コーヒーの香りとコクに、あっさりとした甜菜糖の甘さが最高の組み合わせ。甘いコーヒーが苦手な団長も、ついおかわりする美味しさ。このコーヒーのカフェオレなら飲めます。

こちらのコーヒーは卓さんのイベントの他、ネットショップ「Taku’s Selection」でも近日販売されるそうです。おなじみのドリップパックとまた違う味のコーヒーなので、ぜひ一度お試しください。

 

8月には「AIDS文化フォーラムin横浜」と「第四回吉村卓バー」があります。卓さんファンの方、セクシー男優ファンの方、要チェックですよ!

(文/団長)


団長

「てらどらいぶ」管理人。 ゲーム開発のディレクター、動画配信サイト管理人のプロデューサーなどを歴任。 心のゲームは「ウィザードリィ」と「ザナドゥ」。ドラクエとFFならドラクエ派。

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