まさかの79%OFF! RPGツクールMV、1週間だけの「2,960(作ろう)円キャンペーン!」


ゲームクリエイター志望者ならびに趣味のゲームクリエイターの方なら知らぬものはいないと思われる「RPGツクール」。その最新版「MV」が8/22~8/29までの一週間限定で、なんと79%オフの2960円で販売です。

RPGツクールシリーズは先代の「VX ACE」でWindows版としてはほぼ究極の完成度となりました。プリセットで選択できるコマンドも大幅に増えた事により市販ゲームに見劣りしないゲームシステムを実現できるようになったほか、XPより搭載されたRubyベースのスクリプト「RGSS」も強化され、RPG製作ツールとしては極まった内容になりました。

ではMVは? というと、スマートフォン向けのRPGを開発できるようになった他、スクリプトがRGSSから一般的なJavaScriptに変更。もちろんスクリプトを書かなくてもプリセットを組み合わせるだけでオリジナルゲームが作れるのは既存のシリーズと一緒です。

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ちゃちゃっとマップ作ってそれらしくすればなんとなくゲームっぽくなります。

なお、ツクールシリーズは1987年1月にログインに掲載されたPC-8801用プログラム「アドベンチャーゲームツクール」というプログラムから始まっています。

このアドベンチャーゲームツクール、ツクールでアドベンチャーゲームを作る前にプログラムを打ち込まないといけませんでした。ログインの巻末にBASICのプログラムが書いてあって、それを書き写して動かすものです。作れるアドベンチャーゲームはテキストオンリーで、コマンド入力方式(※)の簡単なアドベンチャーゲームでした。
※コマンドとなる動詞(+名詞)を打ち込んでゲームを進めるタイプのアドベンチャーゲーム。アドベンチャーツクールが出る以前はこれが主流だった。

なにげにアドベンチャーツクールは好評だったらしく、続いてグラフィックが使えるアドベンチャーゲームツクールmkⅡ、Wizardryタイプの3Dダンジョンゲームが作れる「ダンジョン万次郎」のプログラムがログインに掲載されました。なお、これらはアドベンチャーツクール同様に掲載されているプログラムを打ち込むことで使えるようになるのですが、プログラムが長大で書いているうちに自分でプログラム組んでゲーム作れそうな勢いのものでした。

そしてウルティマ型(といいつつ、光栄のタイムエンパイア風)のRPGがつくれる「まみりん」が発売されました。まみりんは確かプログラムの掲載はなく通信販売で購入できるソフトだった記憶があります。その後ゲーム製作ツールとして横スクロールアクションゲーム(画面はトリトン風)が作れるザ・ソード・オブ・レジェンド、シューティングが作れるヨコスカウォーズ、タテスカウォーズがリリースされました。たしかドット絵を打ち込める画像ツールがついたのはザ・ソード・オブ・レジェンドだった気がします。

その後RPG制作ツールは「Dante」と名前を変えてMSX2に登場、続編のDante2では当時ホビーパソコンで大流行していたイース風の見下ろし型アクションRPGが作れるツールとなりました。
その後Danteは98シリーズ、スーパーファミコン、プレイステーション等に移植され、ツクールの名はゲームコントラクションキットとしての地位を不動のものにしていきます(他にもデザエモンもありましたが)。

Windows以降はRPGツクール95、PRGツクール2000と「名作」ツールが続き、一気に利用者を増やしました。
インターネットの利用が一般的になり、パソコンが一般のご家庭に普及したこと、キーボードを持たないコンシューマーでは「ふっかつのじゅもん」のようなインターフェイスであり、ともかくテキストを書くのが大変だったため、これを機会に乗り換えた人が多かったことなどがあげられます。
90年代後半はパソコンの普及によってクリエーターの敷居が大きく下がった時期でした。ツクールもそんなクリエーター熱を受け止める存在でありつづけました。ツクールがきっかけでゲーム業界に入った人も多いのではないでしょうか。

Windows版のツクールは他にもシミュレーションRPGツクール、タクティカルRPGツクール、恋愛シミュレーションツクール等々が発売されていましたが、現存するシリーズはRPGツクールのみとなっています。スクリプトを実装したことでRPGに限らず様々なゲームが作れるようになったのと、派生シリーズはRPGツクールほどの幅広い支持を受けられなかった等の商業的な理由はあると思います。
またツクールによってはバグがあまりにも多すぎて使うに使えないなど、ある意味「愛」を試させるようなものも多かったため、ツクールシリーズはRPGツクールに収斂してしまったのでしょう。
アスキー自体もKADOKAWAグループの一員となってしまったため、そのあたりの幅の広さは望むべくもないようなカンジもありますし。個人的には盛大に爆死したタクティカルRPGツクールの続編待っているんですけどね。

ただ、一応VX ACEの正統後継作品ではありますが、動きがもったりしているなどの難点もあるようです。またJavaScriptという普及している言語が使えるようになった反面、これまでRGSSで培った技術は使えないなどもあり、現状賛否が分かれているもよう。ただ、最大の難点と言われた13,824円という価格が、この一週間だけクリアになっているというところで、購入を迷っていた人は朗報と言えるでしょう。

2,960円ならサークル内でおのおの購入して、製作を分担したりするのも簡単にできそうですしね。

RPGツクールMVの詳細はこちらからどうぞ。

なお、やたらとツクールに詳しいのは、出るたび一応買っているからであったりします。一番使ったのはおそらくザ・ソード・オブ・レジェンドで、これのおかげでドット打ちを覚えました。次に95、MSX2のDante2です。2000以降のRPGツクールは、やれることが増えた反面、作ってもまとまらないことが多く、一度も完成させたことないという体たらくでございます…。

年齢に比例して、作っても遊んでもらえるプレイヤーが周囲にいなくなるので、作るモチベーションがあがらないんですよね。95で作ったRPGは、友達に大好評だったのですが…。

ダンジョン万次郎のプログラムが載っていたログイン、いつか打ち込んでやろうと大切に持っていましたが、今でも実家にあるのかなぁ…(笑)

(文/団長)


団長

「てらどらいぶ」管理人。 ゲーム開発のディレクター、動画配信サイト管理人のプロデューサーなどを歴任。 心のゲームは「ウィザードリィ」と「ザナドゥ」。ドラクエとFFならドラクエ派。

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