【ニュースの小ネタ】Youtuberを目指す小学生とJK社長と子供の炎上を利用する大人と


Kind, Junge rauft sich die Haare - Wut, Zorn, rger

SNS界隈で、Youtuberを目指す小学生が、動画で自分の住所を晒したことが話題となっています。

ただ住所を晒しただけならここまで話題にならなかったでしょうが、その三日後に「住所を特定されました」との動画をアップ、さらには「住所を特定されたため」として電車で3時間ほどの「実家(おそらく両親の実家)」に移動。その後、自宅に戻って「家にこないでください」と撃った動画をアップしました。

住所を晒した動画、そして特定されたとする動画はセットになってSNSに放流され、いずれも30万近い再生数となっています。コメント欄には小学生の軽率な行動を戒めるものや、小学生をバカにするコメントで溢れました。

騒ぎになった後、小学生はコメント欄にネガティブな発言を書き込む「アンチ」に対して「住所を特定したって家までくるわけがない」と、小学生とは思えない巧みな煽り芸(?)で挑発。怒った視聴者が食いつき、ちょっとした炎上状態となっています。

小学生のチャンネル登録数は7000を超え、ちょっとした企業のPRチャンネルをしのぐ勢い。その多くが小学生の稚拙なアクションに期待しているアンチだとは言え、子供でここまで注目させられるのは、ある意味凄いなと感心しています。

というのも、住所特定以降の動きが「わざと」じゃないかと疑っているのです。

まず、「住所特定されました」という動画と、実家に移動した動画、そして自宅に戻った後の「家にこないでください」との三本の動画は、同日にアップされています。片道3時間かかる「実家」に到着した時は夜だったのに、自宅に戻った時は昼間であるなど時系列に合理性がありません。

もちろん、違う日時に撮影して三本をまとめてアップした可能性はありますが、それなら「実家に行った動画」と「自宅に戻った」動画を同日にあげる意味がありません。

いずれの動画も9/9(金)にアップされているので、実はあらかじめ実家に行く予定があって、「特定された」と「自宅に戻ってきた」という動画は続けて撮影したのかもしれません。もしくは実家に行ったというのがウソで自宅の別の部屋で撮影した可能性もあります。

また、最近の動画ではカメラに目線を合わせない代わりに、ある一点をずっと見ていることも多くなっています。そこに何か書いてあるかのように。

住所を晒すまではおそらく彼のちょっとした間違い、視聴数稼ぎの先走った行動だったと思いますが、その後の対処の仕方の「あざとさ」がどうにも気になります。もしかして親が関与しているのかなと疑ったりもしているのですが、動画をあげるたびに引火する様はAppBankの不祥事におけるマックスむらいの弁明動画を思わせるものがあり、別の意味でこの小学生にはYoutuberの素質があるのではないかと思っていたりもします。もしこれが親や大人の差し金でやっているのなら、それはそれで子供を利用するなよと言いたいのですが、事態を収集するべく文面やアドバイスを与えてこの状況だったとしたら、その大人も炎上体質なのかなと思ったりもします。

この一連の疑惑を考えると、なんとなくJK社長ということで話題になった椎木里佳が頭に思い浮かびます。
女子高生が会社設立とキャッチーなアクティビティで話題になりましたが、彼女も会社を経営する親がいて、慶応幼稚舎から慶應義塾大学まで進学していることを考えると「フツーの女子高生」でありません。もちろん、高校生のうちに起業したという行動力や責任感は大いに称えるべきではありますが。

しかし、資本金45万で会社設立というのも、女子高生がなけなしの貯金をはたいて設立したように見えますが、実際は親やその関係者によるバックアップが見込めるからこその起業ができたとも言えるわけです。話題性もあるので事業がどうあれ注目されるのは間違いありませんし、「若くて美人」という自分の武器を最大限に利用できる年頃だという計算もきっとあったでしょう。

慶応大新卒に多いのですが、小額の資本で22歳の青年が起業するというのは、大学在学中にエスタブリッシュな人達や起業と同時に取引をしてくれる会社の目処があってこそです。

分かりやすく言うと、「慶応大新卒が50万で会社設立」と「東洋大新卒が50万で会社設立」ではスタートからして雲泥の差があるということです。両社がまったく同じアイディアで同じ事業を始めたとしても、前者の方が環境的には圧倒的に有利であり、その差は大学の偏差値以上に大きいのです(東洋大を引き合いに出した意味は特にないので気にしないで下さい)。

後ろに大人がいるというのはそういうことだ、ということです。

若者のチャレンジを応援する大人がいることは大変すばらしいことなのですが、コネ前提というのはどうにかならないのかなと思います。

私も時折、そのような大学生のビジネスプレゼンの場に呼び出されたりしていましたが、アイディアは若さに溢れるものの、事業の見通しは限りなく甘いものが多かったです。もちろん社会人経験がないという事を差し引けば健闘している方だと思いますが、新卒で事業を立ち上げるのは難しいと思えるわけで、悪い言い方をすれば「そんなアイディアで起業するくらいならまずは同業種の会社で経験を積んでからのほういい」ということです。
22歳で起業しようが30歳で起業しようが社長になるという結果には変わりはないわけで、大学のうちにせっせと名刺を集めて人脈作りにいそしむよりは、実際に仕事をして実力を認めてもらってからの方が話が早いのではないでしょうか。実際、実力があればおのずと名刺が集まってきます。

今は病身のため4無職な私ですが、こんな私でも以前の仕事ぶりのおかげで何もしていないのに名刺があつまり人脈が広がっています。

自分の体験に基づいていえば、社会人になるというメリットは計り知れません。

JK社長も根っからの炎上体質なのか、発言がよく取りざたされています。子供ゆえ前のめりな姿勢が賛否両論となるのでしょうが、アプリのコピペ問題なども含めて「大人になってからでいいのではないか」と思える事がたくさんありました。

今回炎上している小学生もYoutuberを目指して小学校6年生のうちからアクションを起こしているのは素晴らしい事だと思います。だけど生き急ぐ必要なんてどこにもなくて、炎上させて社会のネガティブな評価を集めるよりは、とりあえず人生経験を積んでからYoutuberになってもいいのではないかと思うのです。

で、もしそこに大人の介入があったとするなら、すさんだ話だなぁと、小学生とJK社長の顛末を思うとそう感じてしまうのです。

JK社長は最近、AbemaTVなどで政治的な話題を多くしているようですが、そっちは泥沼だぞと縁もゆかりもない私は無責任に思うのでした。

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

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