【ニュースの小ネタ・長谷川豊問題】炎上に群がるオワコンたち


「人工透析患者は全額負担か殺せ」と主張した長谷川豊の収入が、社会保障費よりも早く削減されていく様に腹筋崩壊しそうな蟹です。こんにちは。

全腎協の抗議文にも「やれやれ」と一笑に付したのもつかの間、テレビ大阪での降板を皮切りに読売テレビや他の仕事をズバズバ切られ、記事削除時には「関係を見直さなければならない」と言ってたいたBLOGOSからも本人の希望通りに公式ライターを除名され、残すは東京MXの「バラいろダンディ」だけになってしまった模様。
バラいろダンディは元より(いい意味で)下品な番組なので長谷川豊にお似合いなわけですが、それでも収入減を絶たれていく中、10/4のブログ記事で真摯な謝罪文を掲載、自分の発言の半分は間違ったと認めたようです。

なぜ半分かというと、この発言に至った理由が「現場で「俺達のカネで儲けているんだろう」と横柄な態度を取る患者がいたから」「現場感覚として許せなかった」であったと、この期に及んで発言の正当性を主張していたからです。

詳しくは後述しますが、要するに「(取材先の?)病院で横柄な透析患者を見かけた」というのが発言の発端だということです。

そんな態度の悪い患者を一人二人見かけただけで、透析患者全員を全額負担か殺せという主張に及ぶ幼稚な発想に驚きです。そういう一部が全部で一族郎党が処刑されるなんて許されるのは江戸時代までですよ。匈奴に投降した李陵に激怒して一族皆殺しにした前漢の武帝のごとき暴君ぶりですが、残念なのは長谷川豊が武帝ほどの功績もあげていないことです。中島敦の「李陵」でも読んでご自身を見つめ直していただきたいところです。

その武帝には衛青、霍去病という、武帝の対匈奴計画を成功させた有能な将軍たちがいたわけですが、長谷川豊にもブラックマヨネーズの吉田敬(以下ブラマヨ吉田)という、彼の覇道(?)を助ける人物が現れました。「本気のジャーナリストを見殺しにできない」として、ネット民に総叩きにされている長谷川豊の現状を見かね、Twitterで掩護射撃を開始しました。

しかし、このブラマヨ吉田という人物、素頭が残念なのか、長谷川豊を擁護するために繰り出したたとえ話がことごとくズレており、ついでに芸人の話にしては面白くないという、杭打ちが適当で傾斜した横浜のマンションなみの構造的欠陥を露呈、長谷川豊ともども炎上する結果となりました。

それでもブラマヨ吉田は「ゲロ吐いてばかりでそのたびにバスを止める子供のせいで燃料がなくなったらどうする」とか「軽装で登山したせいで遭難しそうなヤツがいたら助けるか」という、誰の共感も得られない発言を繰り返した挙げ句、「(アンチは)同じことをカタカタ繰り返すだけ」「どこかの組織の差し金なのか」と突然陰謀論を振りかざしTwitter内を失笑の渦に巻き込みました。こういうところは芸人らしいなと思いますね。そんな壮絶な滑り方、一般人では無理ですもん。

この二人の共通点は、以下の二点に要約できます。

  1. 独りよがりな反社会的自論を展開し、多くの人たちの反感を買った。
  2. 炎上すると自分たちは被害者だと、アンチを貶める発言を繰り返した。

1.については、二人とも「増加していく社会保障費への不安を感じた」と言ってますが、そもそも社会保障費の増大は患者のせいではありません。政策の問題です。まして、人工透析患者と名指しで批判した挙げ句、「自業自得」「全額負担させろ」と筋違いな結論を展開したことで多くの人達の批判を受けました。

そもそも、怒っている人達は彼らの過激な言い方に怒っているのではなく、彼らの論理の間違いに対して怒っているのです。それすら分からずに「殺せという言葉に過剰反応しすぎ」と言ってますが、「殺せ」という言葉への怒りは表現の問題ではありません。帰納的にも演繹的にも普通に考えればたどり着かない答えを、「世間の人達が思っていることを代弁してやった」かのようなドヤ顔で言っているので腹が立つわけです。

長谷川豊もブラマヨ吉田も「毒舌」をウリにしているようなところがあり、特に長谷川豊は病院にくる老人をバカと言い、これまでも毒舌どころか完全にアウトな発言をブログで繰り返しています。

バカ老人が病院でお茶会をするために、若者たちから金を搾取る国=日本を改善せよ! 叩きなおすべきは「社会保障給付費」だ!!(本気論 本音論)

特におかしなのが医療費の支払い。
あるお医者さんに相当量のデータベースをもとに算出してもらったデータがあります。
ウォークインというのですが、緊急搬送などではなく、病院に患者さんが来ますよね?で、診察しますよね?そしてお薬出してもらいますよね?

これ、人工透析の件でも指摘されていましたが、医者が長谷川豊ごときに個人情報(統計)を見せたってことですよね。本当だったら大問題だと思うのですが。

そんなバカ老人たちのために、今の若者たちは搾取されるだけ搾取され…ついに「お金がなさ過ぎて」という理由で子供一人作れなくなってるのです!!!

違います。現役世代の社会保障は確かに所得を圧迫しているかもしれませんが、老人だけのために使われているわけではありません。自分自身が大きな病気にかかったときのセーフティネットにもなります。また、若者の資産が少ないのは社会保障費の問題ではなく、雇用環境と経済の問題です。完全なミスリードですね。

病院に行って診察を受けるだけで、病院は「保険点数○○点」と言ってお金が入るのです。要は「病院の利益」です。で、お薬を出しますよ、と。そのお薬はまた保険からお金が出るので、こちらは「製薬会社の利益」になるのです。

治療したのだから技術に対する報酬をもらうのは当然です。製薬会社だって薬を製造しているので利益を受け取る権利があります。長谷川豊は医者も製薬会社も無料で治療しろとでも言うのでしょうか? そのような制度になればますます社会保障費が圧迫されることになりますよね?
また、前述のように今の若者が貧乏なのは雇用環境と賃金が低いせいです。これの原因になっているのは、長谷川豊のように「儲けるヤツは悪いヤツ」という短絡的な思考に人件費を圧縮したい企業が乗っかりまくってるからです。
みずから若者が貧乏になる考えを流布しておいて良く言うよ。ホント。

現役の若き医師たちは「メディカルリテラシー」を掲げ、最低限の「医療の知識」を広められないか、と活動を始めました。先ほど記したように、最低限の知識があれば、ウォークインの患者数も減らすことが出来るはずです。正確な健康療法をすることによって、国民病と言われる糖尿病患者も、本来であれば劇的に減らすことが出来るはずです。

確かにメディカルリテラシーを広めるのは良いことだと思います。特にいまだに医療を否定し、おかしな民間療法をありがたがる傾向が少なからずいる日本においては重要でしょう。

が、そんな理念を掲げた組織「医信」の理事が「人工透析患者は自業自得だから全額負担か殺せ」と全く解決になっていない発言をしているので「やれやれ(←長谷川豊の口癖らしい)」と言いたいのはこちらの方です。むしろバカはお前だって話しです。

このブログのタイトルが「本気論 本音論」としているのを見ても分かる通り、長谷川豊の偽りない気持ち、思考がこのブログに書き綴られています。読んでいくと、「みんなが思っていることを代表して言っている」ようなオピニオン気取りな臭いがぷんぷんしているのですが、当たり前ですがこんなバカな考え持っているのは長谷川豊と医信のメンバーくらいです。自分たちがマイノリティである事は自覚して欲しいものですが、マイノリティであるがゆえ自分たちが「社会の影に隠された悪を暴く」くらいの気持ちになっているのでしょう。そんな立派な理念をお持ちなら、医信に加盟している「若き医師」たちのメンバーリストを公表していただきたいものですが、炎上以来ホームページは閉鎖されたままです。

長谷川豊ほどではないですが、ブラマヨ吉田も「社会の理不尽に鋭く斬り込む」的なスタンスがウリのようで、これまでもいろいろと舌禍を起こしているようです。要するに斬り込んだつもりが完全に誤爆で、いわれのない人がぶった切られる被害が後を絶たなかったようです。今回同様に。

しかしこのような長谷川豊やブラマヨ吉田の言説を「よくぞ言ってくれた」と感じる人も多いのも事実。

この現象に対する素晴らしい考察記事があったのでご紹介します。

長谷川豊氏は「無敵」なのだろう。長谷川豊氏の世界の中で(WEDGE INFINITI)

 しかし、断言できることが少ない世の中だからこそ、何でもかんでも断言し、強い言葉で言い切る人に価値を感じ、「信じたい」と思ってしまう人たちが一定数いる。長谷川豊的なものに扇動されやすい人たちは気を付けた方がいいかもしれませんと、控えめに申し上げておきたい。

どんな会社にも一定数「断言絶対主義者」がいます。メンタリティ的には「断言できるほど質の高い仕事をしたのか」という、要するに根性論なのですが、こういう志向の人が多いのです。
しかし知性が高くなり多くの経験を積めば積むほど「どんな仕事でも100%断言できるような事はない」「不測の事態に備え二重三重の予防策が必要になる」ということを理解します。すなわち冗長性の大切さが分かるわけです。

しかし「断言絶対主義者」はこれを許しません。万が一の場合の冗長性を「コストのムダ」などと言った挙げ句「お前の仕事はそんなに適当なのか」と言い出す始末。結果、予想外の結果が出て(だいたいその断言バカが原因となる)、かえってコストがかかったり、準備のできていなかった現場が地獄を見たり、作業期限は差し迫りかえってリカバリーが大変になることもよくある話です。

何が言いたいかというと、世の中には「断言」を好む人が多い、ということです。

彼らは「断言」の力を信じ、「断言」する人の自信を過剰なまでに信用します。これだけ自信を持って言ってるのだから間違いがないと、言葉面だけに騙されてしまうのです。

この現象をもう少し掘り下げると、「断言しないが予防策を張る人」と「断言できる人」を比較すると、あるコミュニティにおいては後者のほうが信用されます。しかし断言しても100%履行できるわけではないので、彼は断言と言う名の言い訳を繰り返すわけですが、それでも「断言できるだけ強い意思を持って仕事に取り組んでいる」と思われるで、いろんな意味で得をします。そのコミュニティって私の前の勤め先なんですけどね。

このように「強い言葉を信じたい」という人間のメンタリティを、上記の記事の筆者である網尾歩さんは明快に解き明かしています。

そのような「断言教」の信者が長谷川豊の二転三転する主張を支持し、それを擁護する毒舌家ブラマヨ吉田の言説を信じてしまうというこの現象はしっかりと分析しなければならないかもしれません。もちろん批判者の方が圧倒的に多いのですが、それでも「本気論 本音論」のコメントには長谷川豊の主張に賛同する人(中には医療関係者も)もいるのですから。

なお、長谷川豊は10/4に公開したブログ記事にて謝罪したことは先にも書きましたが、その際自分が今回の発言に及んだ言い訳を見苦しく記載していました。

医師の言うことに命令口調で反抗したり、若い看護師に対して明確にセクハラまがいの言葉を投げかけている患者もいました。 透析をすれば大丈夫だから、と体調管理や食事の制限もロクに守っていない患者さんもいました。

言いたいことは、 「誰でも彼でも『全額負担』してあげるのは…あまりにも現場感覚で言うとおかしくないのか」 ということでした。

なぜか今の記事はこれらの文言が削除されていますが、人工透析すれば大丈夫って発想になる患者なんているわけがないし、第一医者でもない長谷川豊がなぜ現場を代弁しているのか。「あまりにも現場感覚で言うとおかしくないのか」と言ってますが、お前の考えのほうがおかしいよ、どう考えたって。

 

さて。

このような長谷川豊の炎上に乗っかってきたのは、長谷川豊を「本気のジャーナリスト」と勘違いしているブラマヨ吉田だけではありません。

上杉隆、茂木健一郎というネット言論界のオワコン二人が参戦してきたのです。

しかし彼らはブラマヨ吉田のような愚をおかしません。長谷川豊の発言を強烈に批判を開始、特に上杉隆は亡くなった父親が透析を受けていたということで長谷川豊を激しく批判したようです。
長谷川豊を武帝とするなら、この二人は且鞮侯、狐鹿姑といった漢の北上を食い止めた匈奴の単于のようなものです。もっとも、この三人とも史上に名を残すこれらの帝王と比べるべくもなく全員がポンコツというのが悲しいところです。

長谷川豊アナの「人工透析患者を殺せ」発言に上杉隆、茂木健一郎が痛烈反論!(nifty news)

上杉氏は亡くなった父親が人工透析を受けていたことを明らかにし、医療費負担など公的な支援には家族も救われたこと、不摂生だけが腎臓病の原因ではないこと、病で苦しむ人を救うのは国や政治の責任であることなどを挙げ、長谷川アナの主張には賛同できないとした。

茂木氏は長谷川アナの言う「人工透析患者は自業自得」という論理には問題があり、人工透析を受けるに至った因果関係を検証することは困難で、長谷川アナの主張自体が間違っていると述べている。

一流言論人にしては平凡でつまらない事を言ってますが、ゆえにこの二人がオワコンであり、むしろ長谷川豊の炎上に活路を見いだしているように見えます。なんとなくゴキブリホイホイのごとき様相を呈してきましたが、今回に限らず炎上の沈静期ってだいたいこんなカンジで第三者があれこれ発言をはじめます。
ネットという機動性が高い場を活動エリアとしているわりに、世論の流れを見切ってから自論を展開するところにしたたかさを感じてしまいますが、逆を言えば「特に関心があるわけでもないんだな」と思ってしまいますね。参戦してこなきゃいいのに。

まあ、「てらどらいぶ」も長谷川豊の炎上を大いに利用させてもらっていますので人の事言えませんけど。

長谷川豊は事あるごとに「子供達のため」という言葉を使います。しかし、こんな父親だったら「父ちゃん(が)情けなくって涙でてくらい!」ってカンジですよね。

はい、歳がバレますね。若い人達は「あばれはっちゃく」でググってくださいませ。

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

コメントをどうぞ

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。