【セガサターン生活】セガサターン版の太陽の神殿を初プレイ!【ネタバレ注意】


父の法要や母のサポートのために実家にいなければならないので、しばらくサターンネタが続きそうです。

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ご近所のハードオフでこの2本を発見。どちらも「てらどらいぶ」が大好きな日本ファルコムの原作。発売はビクターとハドソン。

白き魔女は原作からだいぶイメージが変わってますね。別ゲームかと思ってしまいます。なお私はPC-98を持っていなかったので、実は白き魔女は遊んだことがありません。前作の英雄伝説と英雄伝説Ⅱはプレイしましたけどね。

で、もう一本のファルコムクラシックⅡ。イースⅡと太陽の神殿という謎カップリングです。

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つまりこういうことです(笑)。

ファルコムクラシックⅠはドラゴンスレイヤー、ザナドゥ、イースⅠというラインナップだったようで、イースでのアドルの冒険を遊びきるにはⅠとⅡをどっちも遊ばないといけないという鬼畜仕様。イースで2本買わせようという戦略だったと思いますが、そんなことしなくてもファルコムファンは問答無用で買わないといけない宿命にあるので、余計ないじわるというカンジしかしません。

で、そんなイースⅡのカップリングがなぜ太陽の神殿なのか。いろいろ考えた結果、神殿つながりなんだろうなぁと(無理矢理)納得しました。

なお、言うまでもありませんが、お目当ては太陽の神殿の方です。

実は太陽の神殿、私にとって初めて買ったパソコンゲームのうちの一本(もう一本はWizardry)。当時考古学大好きだった私が愛してやまないゲームでした。

…もっとも、クリアするには山下章先生の力を借りなければなりませんでしたが…子供には難しいゲームだったのですよ。ホント。

ファルコム作品としてはあまりメジャーな作品でないため、コンシューマーには大胆なアレンジがほどこされたファミコン版(開発はコンパイル。発売は東京書籍!)とこのセガサターン版のみ。なぜこの作品をセガサターンに出そうと思ったのか、ビクター担当者の胸の内を聞きたくてしかたありません。そして同志と呼ばせていただきたく(笑)。

なお、当時なぜセガサターン版を買わなかった理由は、同時期にWindows版が発売されたためです。Win版は「オリジナルモード」として88版が遊べたので、それだけで価値が高い作品でしたが、正直アレンジモードの方は絵もBGMも微妙でした。

さて、セガサターン版はどうでしょう??

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ゲームを起動すると超ポリポリしたオープニングが。どれも太陽の神殿ではハイライトとなるシーンで、正直一度クリアしてないと分からないシーンばかりです。おそらくリアルタイムなら「あの太陽の神殿が!」と驚いたことでしょうが、フォトリアルな現代においてはローポリすぎて感激もなにもないのが残念です。

オープングムービーの最後にはドーンとマヤピラミッドが画面に表示、同時に「たいようのしんでん」とメンズのタイトルコールが!まさかのボイスに衝撃を受けます。

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ゲームはもちろん、カラコルと尼僧院の間からスタート。当時大流行したプリレンダーによるマップです。リアルタイムレンダリングにしなかったのはゲームの処理速度の問題からだと思いますが、正直ドット絵でも良かったのではないかという疑念がぬぐえません。

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セオリーどおり、最初は尼層院で胸飾りを取ります。中もポリゴンになっていますが、これもプリレンダーです。アクションを行うとムービーが流れたり画像を書き換えているようです。このあたり、MYSTを強く意識されて作られている(アレンジされている)ようですね。確かに遺跡(チェチェン・イツァ)の謎を探るというシチュエーションはMYSTと通じるものがありますが、言うまでもなく太陽の神殿の方が先に発売されたゲームです(PC-8801mkⅡSR版は1986年発売)。

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子供の当時、めっちゃトラウマになった高僧の墓の骸骨。これもポリゴン化されていますが、造形のせいかドット絵版よりおどろおどろしいカンジになっています。さらなるトラウマを呼びそうですが、お子様がファルコムクラシックⅡをチョイスする理由はないので、いらない心配でしょう。

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いろいろあって最終ステージ。ここまでミスなし。30分ほどで到達しました。山下章先生の教えを覚えていたからこそです。

…しかし、最後に薬を飲む月齢を間違えてしまい、手前からやり直しになってしまいました。めんどくさいのでコカイン謎のお香を炊きあげて不思議な気分になりながら壁を見るのをはぶいてしまい、月齢関係のヒントをぜんぜん見なかったのですよね。高樹沙耶を見習ってキメておくべきだした。

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手前でやりなおして、神々との扉を開いたという伝説の「太陽のカギ」をゲット。しかし、ゲットしたところで終わりではありません。このカギのあった建物(球戯場)から出なければなりません。ここが最後のワナなんですよね。

太陽の神殿は「詰まり」のあるゲームです。サターン版も容赦なく「詰まり」が実装されているので、手順を守らなかったり、必要な前準備をしないで何か…例えばアイテムを取ってしまうと、その時点でゲームが進まなくなるという非常にいじわるな(ただし1986年当時にはフツーな)ADVとなっています。子供の頃の私がクリアできなかったのも道理というものです。

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そんないじわるなワナや仕掛けを全て乗り越えたものだけが太陽のカギの秘密を解き明かすことができるのです。

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88版ではブラックバックに白いフォントだけという非常にシンプルなエンディング(1)でしたが、本作は次世代機の能力をフルに使ってプリレンダリングのムービーが流れます。なおエンディング(2)はオープニング同様、ゲーム内での印象深いシーンのムービー集になっていますが、これも88版同様にレリーフの方がよかったなぁ…。

Windows版のアレンジモード、そして今回セガサターン版を遊んでみましたが、結論として「ドット絵が一番味がある」ということですね。BGMもオリジナルのFM音源版が一番です。単なる懐古厨の結論になっているようですが、こればかりはおそらく古くからの太陽の神殿ファンの皆様も意見を同じにしているかと思います。

太陽の神殿というマイナーな良作を現代(といっても98年ですが)に復活させてくれることには、ホント感謝しかありません。だからこそ、アレンジモードの評価も厳しくならざるを得ません。なにしろ本作発売時で12年も太陽の神殿を愛し続けたコアなファンです。生半可なアレンジだったら原作の方がいいという、思い出が美しすぎる精鋭しか残っていないのですから。

良い悪いを別にしても、そのあたりのファンの心理や事情はもう少し汲んでほしかったなぁと、わがままを言いたくなってしまうのです。セガサターン版のプリレンダリングは前述の通りMYSTのテイストを真似たものだと思うのですが、わざわざMYSTに寄せる必要なんてないのです。売上げはイースⅡに任せて、太陽の神殿はコアファン向けに究極移植を目指してほしかったです。

すいません。贅沢言って。

フォトリアルな現在のグラフィック技術で、さらに一人称視点でチェチェン・イツァを探検できる太陽の神殿も遊んでみたいですが、それもまた別ゲームのようになってしまいそうです。…いや、そんな太陽の神殿遊んでみたいですけど、それはそれ、これはこれということで。

なお、最後まで遊んでみましたが、声が入っていたのはタイトルコールのみでした。なぜあそこだけ声いれたし。

 

太陽の神殿をクリアしたので、イースⅡの方も遊んでみました。

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オープニングのリリア。声は久川綾!イメージよりちょっと大人っぽい声です。

サターン版のイースⅡのオープニングは、本作にⅠが入っていない都合上か、イースⅠのストーリーを要約したようなアニメがついています。ダルク・ファクトが塩沢兼人という合ってるのか合ってないかよく分からないキャスティングに、当時の声優ブームのいろいろな事を思い出したりしてしまいます。

その後、いつものアドルが飛んでってしまうイースⅡのオープニングになります。イースⅡのオープニングは原作も含めそれぞれのバージョンでそれぞれ違ったアレンジがされています。「君の名は。」で大ヒットを飛ばした新海誠監督もファルコム時代に手がけており、最近になって話題になっていますね。
セガサターン版は良くも悪くも90年代のアニメの演出っぽいなぁ…というカンジです。可も不可もありません。

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でもゲーム開始後のリリアはかわいいです。プリレンダーだらけの太陽の神殿の後だけにいろいろと不安でしたが、イラストのレベルは悪くありません。

でもBGMのアレンジは好き嫌いが分かれそうですね。太陽の神殿のアレンジもそうですが、音がちょっと軽いカンジがします。個人的にはどちらもあまり好みではありませんでした…。どちらもBGMが好評な作品だけに、ちょっと残念です。

その後リリアのお母さんからお金を貰って装備を買いそろえて廃墟に突撃したものの、半キャラずらしがうまくできずにボコられて、私のアドルの旅は終わってしまいました。

…まあ、イースⅡは時間ができたらおいおい遊んでいくことにします。

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メキシコ遺跡ツアーやリリアと戯れていたら、井上涼子嬢がお怒りでありました。どうやら24時間以上合わないとプンスカするようです。いきなりめんどくさくなってきました…。

さて、次はなにを遊ぼうかな。涼子ちゃんに怒られるから、ルームメイトは外せませんけど(笑)

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

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