【セガサターン生活】ポーランド電撃作戦完了


ph_0047

ドイツのポーランド侵攻を契機に始まった第二次世界大戦ですが、実を言うとドイツはポーランドに因縁はつけて軍事力を行使しただけで、実際には宣戦布告をしていません。

ドイツは第一次大戦の敗北により分断された東プロイセンの再併合を悲願とし、ポーランド回廊の割譲を要求しますが、ポーランド側はこれに応じません。同時期、ドイツによる世界大戦の再発を憂う英仏はポーランドと同盟を結んでこれを牽制しましたが、結局ドイツの軍事力行使を思いとどまらせるには至りませんでした。

ドイツは「ポーランド国内のドイツ系住民が迫害されている」という、半ば自作自演で大義名分をこさえて、その保護を名目に軍隊をポーランド国内に侵入させてきました。経済的な衝突が契機となって発生した日米戦に比べるとだいぶセコいカンジがしますが、隣国内の自国民を保護するという理由で軍事介入する手口は21世紀に入っても使われていますので、1939年当時のドイツを責めたところで詮無いことです。というか、隣にそんな口実を使いそうな国があるのでなんともかんともです。

前述のようにポーランドは英仏と対独同盟を締結していましたが、手続き上ドイツに宣戦布告をしただけで、結果的にはポーランドを助けようとはしませんでした。英仏が本格的にドイツと相対するのは黄作戦からで、ポーランド侵攻については対岸の火事というか、まだ外交でなんとか押しとどめられるとか、ドイツを刺激したら攻め込まれるとか、先の大戦の戦勝国にしては及び腰な態度をとっていました。そんな逡巡をしている間にドイツはポーランドの西半分を占領。続いてソ連が東から侵攻、結果的にポーランドという国は消滅することになりました(後に復活)。

ドイツとソ連のアレなカンジもひどいですが、英仏のポンコツぶりもたまらないものがあります。結局、大国の都合で領土を分断支配され、終戦後も長らく「東欧」の国家として共産主義国の一員として組み込まれることになったのですから、ポーランドの気の毒さは察してあまりまります。

しかし「アドバンスド・ワールドウォー」のプレーヤーは総統の命令の元、無慈悲にもこの地を攻略しなければならないのです。まさに「なさけむよう」というカンジです。

チュートリアルからの卒業を果たした新米将軍であるプレーヤーは、南方軍団の一員としてライヘナウと共にスロバキアからポーランド領内に侵入、クラクフを占領後そのまま北上してワルシャワへ侵攻するというプラン「白作戦」を実行することになります。

ph_0068

初戦でプレーヤーに持たされる戦力は、Ⅰ号戦車、Ⅱ号戦車、75mm野戦砲、歩兵と、プレーヤーが乗る偵察戦闘車「Sd Kfz 222」。航空戦力も第二次大戦前から使われているHe111やMe110などです。とはいえ、ルノーFT17などWW1より使われている兵装が主のポーランド軍に比べたら間違いなく優越しています。そのため、ドイツ側が戦闘で負けることはほぼありません。しかし、終了ターンまでに作戦目標がクリアできなければ「戦術的敗北」となってしまいます。

しかしゲームの特性上、スーパーロボット大戦のように単騎突撃で無双することはできませんし、ポーランドのユニットもあっさり撃破されるほど弱くもありません。そのためより効率良く敵を撃破し、すみやかに都市を制圧しなければなりません。

基本的には上空からの偵察、野砲の砲撃、陸上軍の進撃というルーチンになります。上空に味方ユニットが存在すると、陸上攻撃にも上空支援ということでボーナスが付くので、攻撃したいエリアの上空には常に味方機を飛ばしておきたいところです。なお航空機には燃料の概念がなく、なにもなければ一日中飛ばせますが、FPWがなくなると攻撃も防御もままなりません。さらに夜間はキロ爆弾による精密爆撃はできなくなり、また行動時のFPW消費も激しくなるので、日が落ちるころには帰投するのが丁度良いタイミングとなります。

夜間による制限は陸上部隊も同じです。地上ユニットの索敵値が下がり、航空機による索敵も行えないため、視界が大幅に下がります。索敵外のエリアで敵軍と当たった場合、行軍が停止する他に一方的な攻撃を受けてしまうため、制限時間が迫っていない限りは、現状で戦闘を継続している近傍の敵ユニットの殲滅に注力したほうが良さそうです。夜間行動のFPW消費が大きいのは地上ユニットも一緒なので、占領した敵都市に将軍ユニットを入れ、周辺に味方ユニットを配して継戦するのが一番良いかと思います。朝になると前ユニットに補給が施されるので、夜がくる前にどれだけ「貯金」できるかが攻略のカギになりそうです。

ポーランド軍を包囲殲滅しつつマップ内の全都市を落とせばマップクリアとなります。

PLAN1は、残念ながら戦術的勝利に終わってしまいました。敵ユニット殲滅にこだわり、制限ターンぎりぎりに全都市占領が完了したため、想定された戦略目標には届かなかったようです。

ph_0073

ポーランド侵攻により、英仏がドイツに宣戦布告してきますが、史実通りの「まやかしの戦争」にすぎないので放置で結構。「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」と、かつてフランス皇帝が言ってた気がしますけどね。

ph_0069

マップ間には戦略フェイズがあり、兵器開発、兵器生産、部隊編成などが行えます。開発と生産はVP(バリューポイント)というリソースを消費して行います。VPは前マップの戦果・成績に応じてもらえます。
Ⅲ号およびⅢ突が開発可能となりましたが、Ⅲ突は高いのでⅢ号のみ開発。航空機はDo217が作れるようになりました。爆撃は地上の範囲全体を焼き尽くすことができるので大変便利ですが、S爆弾では決定力に欠けるため、あくまで複数の敵のFPWを削る支援攻撃というカンジに留まっています。より大きな爆撃機が作れれば爆撃の効果も大きくなるのでしょうけど。

二台あるⅠ号のうち一台をベンチに戻し、購入したばかりのⅢ号をスタメンに入れ、ポーランド電撃戦の後半、ワルシャワ攻略へと向かいます。

ph_0070

第二マップでもライヘナウをバディとして、ワルシャワ周辺の主要都市を占領を命じられます。

敵側にも戦車、装甲車も増えてきたので、Ⅲ号大活躍…かと思いましたが、Ⅱ号と比べて劇的に強くなった印象はありません。むしろⅠ号の対歩兵戦の強さが際立ち、Ⅲ号はなんとなく微妙な感じです。一台一台では性能が向上しているものだと思われますが、このゲームでは一対一で戦う機会がほぼなく、隣接している味方がいればお互いにボーナスを得ることができるため、ユニットそのものの強さに加えて周辺にどのように味方ユニットを配置するかによって戦況が決まります。

なのでおそらく、ケチってⅢ号を1ユニットだけ投入ではなく、Ⅱ号も引っ込めてⅢ号2ユニットにすれば部隊の全体的な戦闘力底上げになったのではないかと思います。

本マップでは途中から敵の増援…というより、ドイツ北方軍より圧迫されて南下してきたポメラニア軍が登場します。それを追ってクルーゲ率いる北方軍も登場。主人公やライヘナウの本軍と戦う間もなく、ポメラニア軍はクルーゲに殲滅されてしまいました。なお、北方軍は味方ですがCPUが操作を担当し、その行動にプレーヤーは関与することができません。

ポメラニア軍の登場はさしたる脅威ではありませんでしたが、本イベントによりマップにいずれかの援軍、もしくは第三勢力が登場する可能性があること、そして投入された味方の援軍はプレーヤーの意図とは別に動くという要素があることが分かります。そして、援軍はあるターンに達した時に登場するように決められており、攻略には(未来予知のようですが)援軍の登場を織り込まないとならないマップもあると予測できます。

このため、戦略的勝利をもぎ取るには幾度かリトライを必要とするマップもあるかもしれません。

しかし本作はマップ間の戦略画面でセーブができません。そのためマップ攻略開始時か、戦略画面でのリトライを考える場合、マップ攻略完了直前でセーブしなくてはなりません。なんでこんな仕様にしたのでしょうね…。
そのかわり、戦術画面ではいつでもセーブとロードができるので、自ターン時に欠かさずセーブしておけばリトライはそこまで面倒でもなさそうです。複数のセーブ領域を用意できればなおさらかなと思います。

そこで、パワーメモリーの出番です。ネット通販で1000円で購入しました。

ph_0071

フォロワーさんに「セガサターンの端子は軟弱だから認識しない場合もある」と忠告されましたが、日頃の行いが良いために一発で認識。

ph_0072

おかげさまでアドバンスド・ワールドウォーが捗ることになりました。

というか、本体のセーブ領域が小さすぎて驚きました。PSと違って本体にもセーブができるのはユーザーフレンドリーなのですが、どのみちパワーメモリーないと、どうしようもないですね、これ…。

ph_0074

ワルシャワ攻略戦は戦略的勝利をゲット。鉄十字章を貰いました。

次は西方電撃作戦です。この三十余年、苦渋を飲まされ続けたフランスに復讐する時がやってきたのです。

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

コメントをどうぞ

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。