「クリぼっち」を抜け出す自己評価改善と言葉のチカラ

こんにちは。クリスマス直前にいろいろあって、今年は母と過ごした赤蟹です。クリスマス前には池袋で女友達と肉をがっついていました。駅前はチュッチュ&チュッチュでこの世界には恋人同士しかいないのではないかと思ってしまいましたが、やきとん美味しかったので良しとします。

さて、クリスマスに関連して面白い記事見つけたので紹介します。

なぜ「クリぼっち」という言葉まで作って、クリスマス商戦を盛り上げようとするのか?(Yahooニュース)

要約すると、バブルの頃からティファニーやら4℃やらで「恋愛イベント」に仕立て上げたのに、若者が草食化したためビジネスがシュリンクし、結果としてお一人様でも楽しめる方向に(主にビジネスサイドが)シフトしてきた…という内容です。

キリスト教国でもない日本でクリスマスがもてはやされるのは完全に資本主義の都合です。
恋人に貴金属送る風習はバブル前後に確立されたものという記憶がありますが、実装された当時は世の中全体にお金があふれていましたし、お祭り騒ぎしたりイチャイチャできる口実があればそれでいっかというカンジでした。

その後の不景気で若い男性の所得が急激に下がったわけですが、気分だけバブっていたせいで脱落者続出。
それでもちょっといいレストランに行ったり、高くはないけど気の利いたプレゼントを贈ったりというカンジに落ち着いたわけですが、それでも全力でラブロマンス路線を押し通していたら、今度は恋愛そのものに興味がない層が急増、恋愛イベントとしてのクリスマスが衰退しまったというわけです。

まあ、忙しい現代人としてはほぼ平日であるクリスマスなんかに浮かれている余裕もないわけですが、それではビジネス側は困ってしまうわけです。そこで打開策として今度はクリスマスをぼっちで過ごす人、「クリぼっち」向けのビジネスが始まったというのが上記記事の内容です。

2000年後にここまで誕生日の意義をいじくられるキリストの存在とはと問いかけたくなりますね。人類の原罪を感じずにはいられません。

記事ではクリスマスを一人で過ごす人に恋愛に後ろ向きな言い訳を作ってしまうことで、より草食化が進むのでは?という懸念が表明されています。その上で恋愛するようにプレッシャーをかけろとぼっち側からすれば余計なお世話な結論になっています。
しかし、この記事には結論に対し「なぜクリスマスにボッチになってしまうのか」という問題のソリューションが示されていません。これは重大な片手落ちと言えるでしょう。

そこで、一緒に肉を食べにいった女友達がモツ煮つっつきながら語った「ぼっち脱出作戦」が面白かったので、この記事の代わりに解決策を伝授します。
なんだか「勝ちまくりモテまくり!」みたいな話をしていますが、別に数珠やパワーストーンを売りつけようというわけではないのでご安心を。

■モテ体質になるための意識改革

その女友達はこの一年「モテるための戦略を考えて実践した」そうです。どんな戦略だよとSLG好きの私は突っ込みたくてうずうずしていたのですが、聞いてみると人間の心理にそったやり方で、ふざけたコンセプトなわりには頷ける話でした。

結論から言うと「私ってモテないんだよね」「今年もクリスマスぼっちかー!」などと恨みがましいことを言うより、嘘でも「私ってモテるんだよね!」と言ってるほうが、異性の注目を浴びやすい…ということです。

顔の好みやスタイルはファーストインプレッションでは大きな武器になりますが、なにもすべての恋愛が一目惚れから始まるわけではありません。どちらかというとその後の(友人や同僚としての)つきあい方や、ふるまいや発言の方が重要です。
恋愛に奥手な人は容姿や性格に対するコンプレックスが強めでしょうが、このような自己評価の低さが恋愛に苦手意識を持つ原因となります。つまり、モテないのは自己評価が低いせい、ということになります。

そこで彼女は、「私ってモテるんだよね!」と言い続けたそうです。痛々しいですね。

結果、男性から声をかけられたりちやほやされるようになったそうです。

そんなバカな…と思いますが、マーケティングの理論や広告戦略から見てもあながち嘘だと言い切れないところがあります。

「異性に好かれるわけがない」と思ってしまう心理は、前述の通り自己評価が低いためです。さらに「私(俺)ってモテないんだよね」と言葉にしてしまうことで、周囲の実際の評価も下がってしまい、恋人候補である身近な異性からも相手にされなくなっていきます。

言うなれば、セルフネガティブキャンペーンをやっているようなものです。自分で自分をディスカウントしているのだから、周りが安く見るのは当然です。モテない人は、自分でモテない原因を作ってしまっているということです。

ならば逆に、「自分はモテモテ」と言い続けるとどうでしょう? 「私はモテない」と言っている人が実際にモテないのだから、逆説的に「私はモテる」と言い続ければモテるのではないでしょうか?

答えは「YES」です。

いや、自分でモテてると言ってる人ってどうなのよ?とは思いますが、異性に対する「自信」を見せつけることで相手の注目を集められるのは確かなのです。

なぜか。

これ、「ラーメン屋の行列」と同じ現象です。

実際に美味しいかどうかは別としても、行列ができているラーメン屋を見かけると美味しそうに見えますし、あとでググろうと看板をチェックするかもしれません。マーケティング界隈でよく使われるAIDMAの法則で言うとA(アテンション=注目)とI(インタレスト=興味)までクリアといったところでしょうか。
ラーメンと同じで「自分はおいしい!」「たくさんの異性にモテてる」と言うと、実像はどうあれ「モテる人」のように思われます。本当にモテている必要はありません。モテているかのように見せかける、つまり「高く売りつける」ことが大切なのです。

でも、たとえばメーカーが「もしかしたらおもしろくないかもしれないですけど、遊んでみてください」と言ってるゲーム、やりたいと思いますか? 「たぶんお部屋の空気きれいになると思うんですよね」と言ってるメーカーの空気清浄機、ほしいと思いますか?

それならば「これはクソゲーだから文句言わないやつだけ買え!」と無駄に強気にセールスしているタイトルや、「イオンの効果でウィルスも除去して薄毛にも効果が」と言い切ったほうがかえって「注目」と「信用」が買えたりもします。

その理屈と一緒です。根拠がなくても多少ネガティブでも、自信を持って言い張れば、聞いている方はそれを信じてしまうのです。

先だって「まるで「勝ちまくりモテまくり」のような話」と言いましたが、あのビジネスがなぜ数十年もメソッドを変えずに続いているのか、それを考えれば暗示や誤解といった「言葉のチカラ」がどれだけ購入意思を喚起するか、という理由も分かるはずです。AIDMAの法則のD(デザイア=欲求)とM(メモリー=記憶)ですね。
「記憶」が抜けてるじゃん、と言われそうですが、この記事を読んでいる人も「勝ちまくりモテまくり」といキーワードだけで、両脇に女の子をはべらせて札束もって得意そうな顔をしているあの画像が思い出されるはずです。うさんくさくてもネタ度が高くても、ユーザーの記憶に残るのは商売の上で大切なことです。
これは他のアドバタイズメントにしてもそうです。広告が人間の心理を利用するものなら、恋愛もまた同じです。
「嘘から出たまこと」や某宣伝相の「嘘も100回言えば真実になる」ではありませんが、数値化しづらいファクターに言葉のチカラが与える影響は本当に大きいのです。なにしろ自分さえも勘違いさせることができるわけですからね!

ここまできたら、残ったA(アクション=行動)をするのみ! 結果がついてくれば、おのずと自己評価もあがってきます。たぶん!

要点をまとめると「ともかく自己評価をあげる!」ということです。これはその他の対人関係は仕事でも一緒です。自己評価が低い限り、その方面では成功しません。根拠のない自信、ホントに大切です。
恋愛に後ろ向きな人ほど「こんな私でも好きになってくれる人が」と思いがちですが、積極的にコミュニケーションをとらない人に告白されるチャンスなんてそうそう訪れるはずがありません。だけど表面だけでも明るく振る舞っていれば結果は変わってきますし、自分に対する自信にあふれているほど、異性からは輝いて見えるものなのです。それだけでも恋愛のきっかけが生まれるというものです。

みなさん、「私はモテル」メソッドで、来年のクリスマスはぼっち脱出しましょう!

ところで、その女友達の戦略結果はどうかと気になるところですが、そこは彼女の名誉のためにあえて言いません!お察しください!

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

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