【旅行記】カシオペア「弾丸」紀行(その1)

友人のsnowに誘われ札幌からカシオペアに乗ることになりました。

旅程については以前の記事にて記載しましたが、15日の朝に東京都を発ち、昼に札幌到着、夕方にはカシオペアに乗って翌16日昼頃には東京に戻ってくるという1泊2日の予定となっています。

飛行機での移動距離は788km、鉄道での移動距離は1,214.7km。二日で約2000kmの移動距離となりますが、ビジネスの場合これくらいの距離を1日で往復する(させられる)場合もあるので、今の日本の交通状況からすればのんびりした旅という認識になるかもしれません。
なお、全旅程28時間のうち、電車の乗車時間が17時間と6割を占めています。でも、ブルートレインが現役だった時代は、東京~北海道間の移動時間はこれがデフォルトだったのですよね。今から考えるとすごい時代です。

さて、今回は自宅から札幌に着くまでです。

まず、自宅からスカイライナーに乗るために日暮里へ。座席予約はオンラインで前日に済ませてあります。

日暮里発7:28のスカイライナーに乗車。日暮里の次の駅は成田空港第2ビル。東京と成田を結ぶだけの男らしい割り切り方がステキです。

スカイライナーは成田スカイアクセスという新しい路線で走ります。一般的に認識されている京成本線とは別ルートで、北総線を経由して成田に向かいます。
私も京成本線は船橋競馬場駅まで乗ったことはありましたが、そもそも今回成田に行くのも初めてなので、成田スカイアクセスという路線も初体験。
地価が安い土地に線路を通したためか、江戸川を越えたあたりで農耕地が増えています。松戸って思ったよりも田舎だなぁと思いましたが、埼玉との県境に接しているのだから、こんなものでしょう。途中途中で千葉ニュータウンなど栄えた街を通過しながら、スカイライナーは田園や森の中を突っ走っていきます。

8:00に成田空港第2ビル駅に到着。そこからLCCが入っている空港第3ビルへ。

空港第2ビルから空港第3ビルまでは、歩くと20分ほど。さすがに徒歩は無理なのでバスに乗ります。

なお、このバス乗り場までも第2ビルの出口から700メートルほど離れています。LCCは安くてオトクなのですが、その安さとバーターで空港内で長距離移動を「強いられているんだ!」というカンジですかね。

比較的早く乗り込んだため余裕で着座できましたが、出発前にはぎゅうぎゅう詰めに。LCCは日本よりも他国で発展しているためか、バスの面々も国際色豊かでした。
スキー装備の白人の姿も多かったのですが、現在夏である南半球の人たちがスキーをやるため日本に来ていると聞いたことがあります。せっかくだから母国の夏を楽しんだらいいのにと思いましたが、緯度が低いオーストラリア北部だと一年中夏みたいな気候なので、スキーをやるならオーストラリア南部に行くより日本に来たほうがいいのかなとも。

今回お世話になるバニラエアのカウンターに到着。カウンターにはチェックイン待ちの人たちの列ができていましたが、私はWebチェックインしているのでそのまま素通り。なんでもインターネットで解決できる世の中、ステキです。

荷物検査が終わると飛行機までのバスに乗り込みます。目の前にバニラエアの飛行機あるけど、あそこくらいまでだったら歩けるじゃん…などと思っていたのですが、私が乗る飛行機は第3ビルのずっと向こうにありました。とても歩ける距離ではありません。

タラップにて搭乗。バスで一緒になったスキーな白人家族も同じ飛行機に乗ってきました。

滑走路の向こうに「横堀大鉄塔」が見えました。ウワサには聞いていましたが、初めて目にしました。そもそも成田に来るのが初めてなので当然ですけど。
(横堀大鉄塔がなにかは、各自でお調べください)

座席は一番前の脚が伸ばせるひろびろシート。足が長い団長(自慢)は、一般的な旅客機のエコノミークラスでもキツいので、ビジネスクラスしか乗ったことがありません。これは私がリッチマンだからではなく、飛行機に乗る理由がほぼ仕事関係だったためです。
一つの便でより多くの乗客を乗せるため、LCCの座席は一般的な旅客機よりも狭く設計されています。とてもじゃないけど座れそうにないので、座席料がかかりますが思い切って広いシートにしました。しかも窓際です。高所恐怖症なのに。

今回乗るエアバスA320はLCCでもよく使われる小型の双発ジェット旅客機です。主翼にはウィングレットがついてます。ウィングレットがあると翼にかかる空気抵抗が緩和され、燃費が向上します。最近の旅客機では標準的な装備になっていますね。

翼に揚力がかかった瞬間。写真が右下がりになっているのは、飛行機が浮き始めたからです(たぶん)。

離陸!ちなみにこの瞬間が団長は一番嫌いです。縦Gは大好きなんですけど、この「ふわっ」とした瞬間がゾゾゾゾってするんです。そのせいでジェットコースター乗れないんですよね…。

20代の頃は2~3ヶ月に一度は飛行機に乗るような仕事してましたけど、飛行機への苦手意識は一向に改善されませんでした。空にあがっていく時の怖さといったら。
恐怖のあまりすでに降りたい気分になっています。なんで窓際の席取っちゃったんでしょうね…。

そんな中で後ろの子供が「おかーさん、ゲームの時間まだぁ? 3DSやりたーい」と言ってます。

こんな時でもゲームの事を忘れない、ゲーマーとしての強メンタルは私も見習わなければなりません。

この日は大寒波が来ているにも関わらず晴天。雲もちょこっとあるくらいです。

この高さまでくると、地上との距離感がつかめなくなるので気分が落ち着きます。
写真の中央よりちょっと左見える黒いシミはが故郷の鷲宮神社です。右下にある湖は渡良瀬遊水池。

東北自動車道の下りで一番最初に見える三毳山。ATOK15はアホなので三毳山が変換できませんでした。
その右手に見えるのは、信長の野望でもおなじみの唐沢山です。平地に突きだして230メートルの山頂にある唐沢山城は、北条や上杉の軍勢に囲まれても決して落城することはありませんでした。上杉謙信の猛攻にすら耐えたため、関東一の山城とも呼ばれています。信長の野望でも凄まじい堅さを誇る城です。
しかし、領主である佐野氏は大勢力に囲まれた小勢力の悲しさか、北条家や佐竹家、上杉家、そして武田を破って関東に進出してきた織田信長、豊臣秀吉の間を右往左往することになります。どれだけ素晴らしいハードがあっても、ソフトが軟弱だとどうにもならない好例です。でも佐野家は戦国時代を最後まで泳ぎ切り、江戸幕府の旗本として家名存続したので世渡り上手であったとも言えるのですが。

なお団長は埼玉住みの頃は、よくこの山を車で登ったり降りたりして遊んでいました。

積雪エリアとの境目。左手の雪が積もってないところは鹿沼、右は日光です。白い山に囲まれた谷間の奥に日光市街があります。男体山は雲の中。この先は雪雲に阻まれて地上が見えなくなってしまいました。晴れていたの、関東だけでしたね…。

「宙が見える」ごっこ。スマホのアスペクト比、扁平すぎてホント嫌いなのですが、こういう写真が撮れるのはいいところです。

左は上記写真同様に日光、右は雲間に見えた田沢湖。

雲が切れ始めてきたら、青森湾が見えてきました。

津軽海峡のと先に函館があるのですが、雲に隠れてよく分かりません。

太平洋に入ってようやく函館のあたりが見えてきました。

太平洋で高度を落とし、苫小牧上空から北海道へ進入。

池が凍ってる!(あとで調べたらウトナイ沼という場所でした)。

北海道らしくなってきました。

関東人が思い浮かべる北海道らしい光景。地面も近づき、そろそろ着陸です。着陸時はなぜかそこまで怖くない団長(笑)。

新千歳空港到着。滑走路はきれいに除雪されていますが、関係ない場所は当然のように雪が積もっています。外気温はマイナス11度。なにその気温、生まれてこの方体験したことないわ。

大寒波が来ているといこうとで、団長の荷物の大半は防寒具。荷物はリュックとカメラバッグと荷物も少なめ。リュックにはウルトラライトダウンをはじめとした氷耐性がアップする追加装備しか入っていません。

しかし、飛行機を出てもそこまで寒くありません。むしろ空港ビルは暑いくらいです。あまりにも熱くて飛行機を降りた時につけたネックウォーマーを外してしまいました。

ダウンの下にダウンを着ればいいと、関東人には何を言ってるのか分からないアドバイスをもらいましたが、ダウン二枚着ていたらうっかりのぼせてしまいそうです。

JR北海道千歳線の快速エアポートで札幌に向かいます。

だいぶ年期の入った車両であり、ことさら廃線問題など資金繰りに苦しんでいるJR北海道の懐事情を感じてしまったり。

快速エアポートは新千歳空港~札幌間では一番使われる移動手段らしいですが、日曜日の日中にも関わらず乗客はまばら。いろいろ大変なんだろうなぁと思いながら車両に乗り込むと…

暑い。とにかく暑い。

寒気が入り込まないよう、客室とデッキは自動ドアで分離されているのが北海道らしいです。でもこの暖房の強さはどうなのだろう。
ここは地下ホームで暖房もかかっているから暑いのであって、外を走り出したらこれでも寒いのか…

未体験の事だらけで戸惑い汗を流す関東引きこもりの団長を乗せて、快速エアポートは札幌へ向かいます。

(その2に続く)


団長

「てらどらいぶ」管理人。 ゲーム開発のディレクター、動画配信サイト管理人のプロデューサーなどを歴任。 心のゲームは「ウィザードリィ」と「ザナドゥ」。ドラクエとFFならドラクエ派。

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