Googleのゴミメディア対策とプレスリリースの扱い方

二月に入って急にPV…というより、検索エンジンからの流入が急減したので、Seach Consoleなどで原因を探っていたのですが、2/3になってGoogle自身が検索エンジンのアルゴリズムを改良したと発表、どうもその影響でPVが下がったようです。

日本語検索の品質向上にむけて(Google ウェブマスター向け公式ブログ)

今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

WELQ騒動に端を発した一連のキュレーション(もしくはゴミ)メディア問題にGoogle側が対策を施したかたちです。これで大手のメディアをはじめ、クラウドソーシングで安く記事を買いたたいていた各メディアが絶滅することになるので大変痛快です。

しかし、うちのような泡沫サイトにまで影響が及ぶとは…。うーん、パクられこそすれ、パクったことなんてないんだけどなぁ…。と思いつつ、記事一覧を眺めていたところ、プレスリリースがnofollow/noindexになっていないことに気づきました。

プレスリリースは各メディアに同内容のものを送るため、ともすればパクっているように見えるかもしれません。また、ネットメディア向けプレスリリースは自社サイトへのURLが記載されているため、掲載されることによって被リンクを増やせるという裏技があります。というより、数年前にプレスリリースを乱発して被リンクを増やしてSEO効果を狙った業者が多かったため、Googleは自社発のプレスリリースでの被リンクを増やすことをガイドライン違反とし、nofollowにするように奨励されています。

もっとも、nofollowにしないことでペナルティを受けるのは、うちのサイトではなく被リンク先なのですけど、ガイドラインに沿っておいたほうが良いと思ったこと、またGoogleにプレスリリースの記事をインデックスさせることでパクってると思われたくないと思って設定しました。
これで効果があるかは分かりませんが、少なくとも2/3以降はPVも回復してきています。おそらくGoogle側が結果を見ながら調整しているものだと思いますが、とりあえず一難は去ったと信じたいです。

 

バイラルメディアブームから始まったネットメディア乱立時代も、とりあえずここで終止符が打たれることになりそうです。「キュレーション」という名を悪用し、平然と他の記事をパクりまくったメディアは今後運営方針を変えていかなければならないと思いますが、少なくとも今までのようにクラウドソーシングで安く買いたたくことはできません。
バイラルやキュレーションといったゴミが流行した理由に、初期投資や調達費が安く済むからというものがあります。安い記事でSEO上位を狙い、PVをお金に換える錬金術こそこれらメディアのマネタイズ手法でした。
そのようなビジネスモデルのため、専門性と報酬が高いライターに記事出稿をお願いするような予算も用意していないでしょう。
そう考えると、バイラル時代に稼ぎまくって、高コストのオリジナル記事掲載に軸足を移したメディアはうまく逃げ切れたと言えますが、そんな優良メディアは全体の数%に限られるでしょうし、ほとんどのメディアは今回の措置で撤退せざるを得なくなるのではないでしょうか。

 

そもそもGoogleのAdsenseのせい(?)でPV至上主義が生まれたわけで、PVを稼ぐためだけのメディアが大量に生まれたのもGoogleのせいではないかと言われがちですが、Adsenseは小規模サイトの運営やスタートアップのための良い資金源になるので、インターネット文化を促進している面も大きいので、どこまでいっても悪いこと考えてマネタイズしようともくろんでいる人が悪いわけでしてね。

ついでに某大手サイトのように、相変わらずInstagramからの画像引用で記事を作っているようなところも検索にかからなくなればいいのになぁ。有名人のインスタひっぱってきて並べてるだけとか、そんな記事に価値あるのかいな。

(文/赤蟹)


団長

「てらどらいぶ」管理人。 ゲーム開発のディレクター、動画配信サイト管理人のプロデューサーなどを歴任。 心のゲームは「ウィザードリィ」と「ザナドゥ」。ドラクエとFFならドラクエ派。

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