史上最高のバイクゲーム(2017年3月時点)「RIDE 2」

スクーターを盗まれて走り出された経験のある蟹です。こんにちは。

バイクというとスクーターとスーパーカブくらいしか乗ったことがない私。四輪は仕事でレースに携わったこともあるので大好物なのですが、バイクに関しては全くの素人です。すず菌に冒されているおかえでスズキのバイクはぼんやりと知っているの程度です。私のバイクの知識はほぼ「ばくおん」由来ですし。

ForzaシリーズがXbox Oneに移行してしまい、首都高バトルの新作も据え置き機で出なくなってしまった今、私のレーシングスピリッツはひたすらゲームセンターの「湾岸ミッドナイト」で満たされている状況。でも、そろそろ自宅で遊べる面白いレーシングゲームがほしいなぁと思っていました。

そこで選んだのが、本作「RIDE2」でした。

実は前作のRIDEがほしいと思った時期もあったのですが、ロードが長いなど満足感の残念な出来になっていたと聞き、購入をためらってしまいました。冒頭に書いたようにスズキのバイク以外知らないし、そこまでして買う理由がなかったからです。

しかしRIDE2は前回最大の不満点であったロードの短縮やUIの改善、さらにレースモード自体のエクスペリエンスを高めたということで、Amazonのレビューなどではおおむね好評。四輪のゲームも気になるものがちらほらあるのですが(PROJECT CARS(PERFECT EDITION)やForza Horizon3など)、二輪へのチャレンジングな気持ちが勝り、早速ヨドバシドットコムで購入(ゴールドポイントで買えたため)。

ヨドバシドットコムはとってもエクストリームなので、注文した当日夜には到着します。

で、さっそく開封の儀。

初回特典として、ドカティとカワサキのバイクがもらえるプロダクションコードがついていましたが、すず菌感染者の私には不要なものでした(でも結局入れた)。

まずはライダーの登録。姓名や性別、肌の色などを選択、そして最初に走り出すマシンを選びます。

最初のマシンは4台の中から選びます。スペックではKTMのバイクが最高なのですが、PPというマシンスペックを評価する数値も当然高くなります。このPPは出場できるレースの条件となるため、スペック重視でPPが高いバイクを選んでしまうと、いきなりハイレベルなレースに放り込まれることになります。

なので、無難にホンダのNSR125Rをチョイス。125ccなら原付しか乗ったことがない私でもなんとかなりそうです。

さっそくNSRにまたがってサーキットに勇み出たのですが、バイクがまっすぐ走ってくれません。ハンドリングが雑なのか、はたまた入力が敏感なのか。うっかり左スティックを動かすとすぐにタコ踊りが始まります。暴走族か!

なお、ゲーム中の視点はいわゆるコックピットビューをチョイス。

計器類も表示されず、車体の前だけが見えるシンプルな主観視線です。実際にドライブしているような気分になれるのでレーシングゲームではいつもこの視点にしています。
最近のレーシングゲームでは本物のコックピットビュー、つまりドライバーと同様に計器類やハンドルが見える視点を選べるものも増えました。しかし四輪のゲームの場合、臨場感は増しても前方視界が遮られてしまい、かえってプレイしずらく感じ、ほとんど選んだことがありませんでした。

しかし、RIDE2は違いました。

コックピットビューだと現在の車体の傾きが一目瞭然なので、重心をかけ具合が視覚的に理解できるようになります。

これでなぜタコるのか分かりました。無駄にハングオンしていたんですね、私。

逆に重心をニュートラル、すなわち左スティックを触らずにアクセルふかせば、とりあえずまっすぐ走ってくれるということも分かりました。タコっていたのは、ラインがぶれると四輪の感覚でカウンターを入れていたせいなのですね。

これだけ分かれば、とりあえずNSRくらいは自由に走らせるようになります。走り慣れてくるとNSRの「ちょうどよさ」が可愛くなってしまい、気がつけばフルカスタマイズしていました。

入門用としてNSRをチョイスしたのは正解でした。

RIDE2には最近のレーシングゲームらしくレコードラインの表示があります。そのため初めてのコースでもレイアウトが把握しやすく、各コーナーに対して速度が適切か(減速すべきか)が分かります。
二輪は軽いので四輪のつもりでブレーキをかけると減速しすぎてインに入りすぎてしまいます。重要なのはR2ボタンでうまくスロットルを調整すること。このあたりの挙動は四輪のFRに近いのかな。

 

NSRも可愛いのですが、そろそろ大排気量のスズキ(ここ重要)のバイクがほしくなってきました。

RIDE2は、公式サイトによれば「実在するバイクが世界一収録されているゲーム」でギネス登録されているそうです。

その数およそ200台以上! そして、その半分くらいは日本車です。

しかし、そのいくつはDLCとしてアンロックしないと使えません。無料のDLCもあるのですが、当然有料のものの方が内容は良いです。

そしてここで、すず菌的最大の問題が発生します。

そう、ハヤブサ(GSX1300Rハヤブサ)を使うには課金しなければならないのです。

フルパッケージで売っておいてそりゃないよ…。

Forzaなどもそうですが、最近のレーシングゲームはシーズンパスや個別DLCが多すぎです。車種データーの作成に開発費がかかるのは分かるのですが、元々収録されている車種のアンロックはちょっとガッカリですね。バンナム商法って言うんでしたっけ、こういうの(二回目)。

「いやなら乗らなくてもいいんじゃよ」と言われているような気もしましたが、そもそもハヤブサ乗りたくてRIDE2を買ったのです。諦めることはできませんでした。なのでしぶしぶ課金してアンロック。まさかハヤブサに乗るのにゲーム内通貨とリアルマネーが必要になるとは夢にも思いませんでした。

なんとかゲットしたハヤブサですが、これがとんでもないじゃじゃ馬でした。

いきなりアクセルをふかせばウィリーして転ぶ。

コーナーで減速しすぎると転ぶ。ブレーキが遅れると曲がれなくて壁に衝突。

これでは命がいくつあっても足りません。

世界最速バイクの二つ名は伊達ではありません。ちょっとでも長い直線があればあっとい間に250km/hを突破します。
その分ストッピングパワーも大きいので止まれないこともないのですが、NSR以上にアクセルとブレーキを的確に操作しないと転ばず一周することすらできません。

マシンスペックに腕がついていかない。そう思い知らされました。
私なんかじゃハヤブサを乗りこなせないのでは…。やっぱり私にはNSRがお似合いなんだ。ホンダに魂を売ってしまったんだ。

…などと自暴自棄になっていたとき、ふと左スティックの上下で前後に重心が移動できることを思い出しました。

前輪が浮きそうになったら前に重心をかけ、トラクションがほしい車輪の方に重心をかければちゃんと走るのではないか。

スクーターしか乗ったことがない私には、バイクの重心の正しいかけ方なんて分かりません。
なので、まずはハングオン(ゲームの方)のような第三者視点に変えてバイクとライダーの姿勢を見られるようにします。この視線だとライダーが前後に重心をかけている様子も見られます。視覚で重心移動を理解できるというわけです。

次にテレメントリを表示。タイヤと重心、ブレーキをモニタリングしながら走ると、次第にこのじゃじゃ馬を御せるようになりました! むしろ直進安定性が高いので、NSRよりもまっすぐ走るのは楽に思えてきました。

四輪のレースゲームの時にはテレメントリなんてほとんど参照しなかったのに。そうか、テレメントリって初心者が新しいクルマ(バイク)の操作に行き詰まった時に使えるんだ!

今更ながら、大きな発見でした。

なんとなくハヤブサの乗り方が理解できたら、コックピットビューに挑戦です。

やった!ちゃんと走れるようになった!

その達成感の大きいこと。自分の成長を実感できた瞬間の感動って、ゲームの醍醐味ですよね。

バイクは人馬一体になって走る乗り物(だそう)です。バイクの状態にあわせてドライバー自身が動いて挙動を制御しないといけません。四輪の場合はせいぜい横Gに耐えるとか、ステアやシフト操作のためドライビングポジションを維持する程度でしか身体を使いませんが(といってもレースレベルになると相応の身体能力を求められますが)、バイクの場合、自分自身がバイクの制御用パーツとして動く必要があるということですね。

そういえば頭文字Dでも小柏カイが「二輪をやっていた人間が四輪をはじめると速い」という趣旨の発言をしていましたが、分かるような気がしました。

なお、RIDE2は「リアル ライディング シミュレーター」なので、ライダーの重心移動や姿勢も含めて、実際のバイクの挙動に準じた動作をシミュレートしています。NSRがまっすぐ走らなかったのも、ハヤブサがじゃじゃ馬すぎたのも、シミュレートの結果です。

でも、そこまで厳密にシミュレートしているわけではなく、若干ゲーム寄りというか、パッドで操作する事を前提とした優しさもあります。確かに最初は挙動のピーキーさに驚きますけど、そのうちライダーズハイに浸れるようになります。まあ、リアルでバイク乗ったことありませんけど。

 

なお、後から知ったのですが…

GEOでRIDE2を買うと、購入特典としてハヤブサとアププリアのAprilia Tuono V4 Factory 2015がもらえるDLCコードがもらえたそうです。


※画像はRIDE2公式ページより

すず菌的な正解は、ヨドバシドットコムではなくGEOで買うことだったようです。

というか、買う前にちゃんと公式ページをチェックするべきでしたね…。いつもの情弱案件です。はい…。

すず菌の方は、ちゃんとGEOで買ってくださいね。

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

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