藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきました

ようやくパーマン(第二作)を見終わった蟹です。最近はAmazonビデオでエスパー魔美を見ています。

去る2/13(月)に、川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきました。
言うまでもなくパーマン(というよりパー子)目当てです(笑)。

川崎市といっても東岸部の賑やかな市街地ではなく、西部の閑静な丘陵地帯の方です。最寄り駅は南武線宿河原駅、小田急線向ヶ丘遊園駅。登戸からはバスも出ていますが、初めての場所なので歩きながら行こうと思い、ちょっとだけ近い宿河原駅の方が近そうなので溝の口を経由して南武線に乗ることにしました。

藤子・F・不二雄ミュージアムは博物館内をゆっくり見られるように、日時指定制をとっています。それぞれの時間帯で入館者数が決まっているので、入場者が多すぎてゆっくり展示物が見られないということがありません。ただし入れ替え制ではないので、早く入館すればそれだけ滞在時間も増えるという仕組みです。
私は同日もろもろ用事があって最終入場時間の16時に予約。ミュージアムは18時閉館なので、持ち時間は2時間しかありませんが、余裕で見て回れるだろうと予約時には考えていました。

宿河原駅に着くと、駅前のローソンにこんな看板が(背が高いのでパースかかってしまっています…)。
アニメ化された作品のキャラクターなのかな、と思いつつ、矢印の方へ歩いていきます。なお、案内図は東が上になっています。

距離にして1100mほどなので、宿河原駅から徒歩15分といったところでしょうか。思ったよりも早く到着しました。
入口にエスパー魔美のラッピングバスがあります。登戸行きのミュージアム専用バスです(有料)。

入口ではキャビンアテンダントのような制服のお姉さんたちがお出迎え。チケットをここで見せて中に入ると、ミュージアムスタッフによるミュージアム館内のガイダンスが始まります。

携帯電話のカタチをした音声案内端末「おはなしデンワ」の使い方、館内での注意事項、館内施設の案内などを、丁寧に説明してくれます。
カメラも持ってきたのですが、展示室での撮影は禁止とのこと。この時点でカメラは単なるバラストと化しました。

ガイダンスが終わると受付へ。チケットと交換に、「おはなしデンワ」としおり、館内映画館「Fシアター」の切符がもらえます。

お姉さんたちの「いってらっしゃいませ」の声に送り出されて、まずは常設展の展示室Ⅰへ。
ここはF先生の各作品の原画、カラー原画が展示してあります。

でも原画以上にすごいのは、漫画の描き方のコーナー。

ドラえもんとのび太(ときおりドラミちゃん)が、原稿を描く映像を映すというものなのですが、その表現方法がすごいのです。

ドラえもんたちはハーフミラーに写され、空間に浮かび上がっているように見えます。
初音ミクのライブで、ミクがステージ上で踊って歌っているような演出が話題になりましたが、原理的には一緒です。

底面ディスプレイに表示された原稿が表示されており、ハーフミラーのドラえもんたちに合わせて線が描かれたり塗られたりするので、まるでドラえもんたちが描いているように見えます。

最近のマンガ制作は下描きから仕上げまで一貫してデジタルということも珍しくありませんが、そんな中でF先生の時代のアナログな漫画の描き方を最新の映像手法で再現するという、すごくおもしろいコーナーでした。

なお、お目当てのパーマンの原稿は、名エピソード「パーマンはつらいよ」でした。
常設展の原稿は保護のために随時入れ替えをしているそうです。次行った時には、別の原稿になっているということです。「パー子の好きな人」の生原稿みたいなぁ…。

常設展の原稿や各コーナーには番号がふられており、入口で渡された「おはなしデンワ」に番号を入力すると、その展示の音声案内を聞くことができます。音声の解説も大人用(?)とこども用に分かれていて、それぞれ別の案内が用意されています。

続いてはヒストリーロード。その名前の通りF先生の即席を記した廊下です。左手にはF先生の愛用品や他の漫画家(手塚治虫とか)ゆかりの品、右手にはF先生の作品年表が大きく描かれています。

ヒストリーロードの先は先生の部屋。F先生の仕事机が、吹き抜けの天井まで届く高い本棚に囲まれている小部屋です。棚の中にはF先生の蔵書やプラモ、モデルガンの箱などが飾られています。棚も圧巻ですが、机のまわりに配置されている恐竜の化石にも驚かされます。ちょっとした博物館みたいですね、先生の部屋。

2Fへの階段は先生の部屋の吹き抜けの周囲を回っているので、階段の途中途中に空いた窓からコレクションを眺めることもできます。

2Fの最初の部屋は「どうぶつたちの部屋」。F先生がデザインした緞帳に描かれたかわいらしい動物たちを立体化したメルヘンな部屋です。子供たちが喜びそうです。

続いては展示室Ⅱ。常設のⅠとは違い、企画展を行うための部屋です。国立科学博物館で言えば、地球館のB1Fみたいな場所です(分かりづらい例え)。

2月に行った時は「ドラえもん名作原画展 ミュージアムセレクション」の第二期が開催されていました(現在は第三期開催中)。

「きれいなジャイアン」で有名な「きこりの泉」の生原稿や、ドラえもんと他のF先生作品とのクロスコラボなど、
また同じドラえもんでも、掲載誌の対象年齢に応じてコマの大きさを変えていたり、ストーリーやプロットが違っていたりと、読み手の子供たちのことを考えた構成をしていたことに驚きました。ストーリーについては、例えば低学年向けだと簡単なお話、高学年向けだと人間関係に悩んだり、苦い経験をしたり(いつもののび太の因果律ではなく)という話が増えてきます。子供の「経験」にあわせてストーリーを変えているんですね。子供のころの1年ってホントに大きいですからね。

展示室ⅡからF先生が家族とたわむれる「先生のにちようび」(廊下)を通ってまんがコーナーに。
まんがコーナーはF先生の全作品のコミックが収容されているライブラリースペース。どの本も自由に読めるとのことで、Fシアターの上映時間まで読み込むことに。
まずはドラえもんのスミレちゃんの出演エピソード(オールマイティパス、影とりプロジェクター、めだちライトで人気者)を確認後、今では入手が難しいT・Pぼんのコミックを読み込みました。藤子・F・不二雄大全集買っておけばと悔やんでいたので、読めて良かったです。はやく電子書籍化してくれないかな…。先日エスパー魔美全巻が電子書籍化したので…いや、知名度的に無理かなぁ…。

なお、スミレちゃん出演エピソードが収録されているドラえもんの単行本は、結局Kindleで買ってしまいました(笑)。

Fシアターは名前そのままのミニシアターです。ミュージアムでしか見れないオリジナルのショートムービーが楽しめます。
去年末の「大晦日だよドラえもん」で放送されたパーマンとドラえもんのコラボアニメも、もともとFシアターで放映されていたものだそうです。

私が行った時に放映されていたのは「ポコニャン&ドラえもん『ポンポコニャンでここほれニャンニャン!?』」でした。

でも、本編よりもF先生のキャラクター総出演のオープニングとエンディングの方に見入ってしまいました。
決して本編が悪いという話ではありませんが、映像が賑やかだったことと、どこにスミレちゃん(≠パー子)がいるのか必死に探してしまったためです。

あのOPの全体像を把握するには、あと3回は見ないと無理かもしれません。

映画が終わるとまもなく閉館時間に。ミュージアム名物の「きれいなジャイアン像」と3Fのお店を回る時間はもうありません。
お土産を買うために1Fのミュージアムショップに急行。主に自分用のパーマングッズを買いあさり、登戸行きのバスに飛び乗ったのでした。

うーん、16時からの入場だと、とてもじゃないけど時間が足りません。
私が展示物をゆっくり見ているせいもあるのですが、予想以上に館内が広いこと、展示物がもりだくさんなこと、まんがコーナーの蔵書で見事に足止めをくらうことなど、初見でかわしきれないトラップ満載です。初回入館では絶対に全部見きれません。

ちょっとなめてました。藤子・F・不二雄ミュージアム。

 

とりあえず、今回の戦利品。

ミュージアム限定のパーマンのフィギュア。このほかにも1号のメタルフィギュアもあったのですが、ちょっとお高めなので購入を断念。パー子のポーズがパー子っぽくていいです。1号よりもポーズが凝ってるのも「分かってる」って感じです。

パーマンの付箋。たぶん一生使いません(笑)。
保存用と布教用と普段使い用を買っておくべきでした。

いわゆる「Fガール」大集合のクリアファイル。リームいいよリーム。スミレちゃんはさすがの水着枠。

友達のお土産に買った「きれいなジャイアン」キャンディー。「きれいなジャイアン」をイメージした、さわやかな味のキャンディーだそうです。

ミュージアムショップは「きれいなジャイアン」激推しみたいで、至る所に「きれいなジャイアン」関連グッズが置いてありました。そんなに人気だったのか、「きれいなジャイアン」…

 

満足感高いミュージアムでしたが、欲を言えばもうちょっとパーマン関連の展示を増やしてくれれば嬉しかったかなと…。作品の知名度的に仕方ないとは思うのですが、ドラえもん関連の展示がメインで、他の作品は添え物なカンジがしました。
ドラえもんもいいのですが、他の作品にもスポット当ててほしいです。はい。

最近はエスパー魔美にハマっているので、4月にリベンジしてくることに決めました。

今度は「きれいなジャイアン」像見るぞ-!

(文/赤蟹)

 


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

コメントを残す