【ポンこれ】男以上に激しい女上司のパワハラ模様

秘書に暴行を含む数々のパワハラを行ったとして、豊田真由子衆議院議員が自民党に離党届けを提出しました。

スクープした週刊新潮が、豊田真由子議員の暴言・暴行時の音声を公開。
そこには年上の秘書を「ハゲ」と言いながら殴り続ける豊田真由子衆議院議員の「絶叫暴言」が収録されていました。

自分よりも立場が弱い相手を無理矢理ねじ伏せようと絶叫する豊田真由子に、いじめ経験者、パワハラ経験者はトラウマを感じた人も多かったようです。
私の友人で、近頃鬱による休職を余儀なくされたYさんも、豊田真由子の怒鳴り声を聞いて女上司のことを思い出してしまい、頭痛をはじめとした体調不良に襲われたといいます。

■暴力団のごとく部下にすごむ女上司

Yさんは、ある企業で総務を担当していました。
しかし、新しく上司として赴任してきた女性管理職は、部内にサンドバッグとなる人間を作りたがる性悪女。

Yさんの部署は仕事が混沌としており、正月も休みを返上して出勤。
その混乱を、女上司は「以前からいた部下」のせいにしだしたのです。つまり「元からいるお前らが悪いんだろう」という心理だったようです。

言いたいことは分かりますが、それらの問題の解決を期待されて着任したわけです。上司がやるべきは元のメンバーのせいにすることではなく、新しいソリューションを提示、運用することです。

しかし、女上司の怒りは部下に向きっぱなしとなります。

手始めに古くからいた男性社員が餌食となり、メンタルを病んで休職においこまれてしまいます。

次のターゲットとなったのが、Yさんでした。

絶え間ない言葉によるいびり、他の社員の前での面罵などを受け、Yさんは精神的に傷つき、追い込まれていくことになりました。

そのパワハラはすさまじく、Yさんへの罵倒を聞いて、他の人が泣き出すほどだったそうです。

耐えきれなくなったYさんは産業医に相談。それが、さらに女上司によるパワハラが激化する原因となりました。

女上司は部内で暴君のように振る舞い、同僚たちみんなが怯えていたようです。なにしろ、ヤクザのように「ごめんで済むなら警察いらねぇんだよ!」とすごむ始末。恐れられたり嫌われたりするのは当然です。

Yさんが何も言わないことをよいことにパワハラはエスカレート。モチベーションの低下から仕事の能率も下がってくると、今度は無能呼ばわりしてプライドを傷つけられました。

そのような環境で、半年ほど壮絶なパワハラに耐えてきたYさん。しかし最後は鬱を発症してドクターストップ。休職することを余儀なくされました。

■パワハラによる鬱発症や自殺は傷害罪にするべき

電通の女子社員パワハラ自殺を見ても分かるとおり、社内の不満、不安を彼女一人が背負った結果、自殺に追い込まれることになりました(てらどらいぶでは、あの事件は超過勤務ではなく「いじめ」による自殺だと一貫して主張しています)。

なぜあの事件がパワハラではなく、超過勤務の問題に矮小化されるのか、個人的にはすごく不思議です。もし社内のいじめが原因であれば、電通の上司や先輩たちは根こそぎ傷害罪で逮捕するべきだとも思っています。

自殺と比べれば鬱なんて、と思われるかもしれませんが、鬱も本格的に発症すると、年単位で時間を捨てることを余儀なくされます。私も二年ほど時間を無駄にしました。

例えば交通事故で相手を入院させた場合、その間の収入を加害者側が責任をとらないといけなくなります。しかしパワハラの場合、相手を鬱で年単位の時間を無駄にさせた場合でも補償しなければならない決まりはありません。

休職期間中に快復できなければ、仕事も失い、経済力を大きく失うことになります。

鬱はご存じのとおり、障害者認定される大きな病気です。精神の大けがとも言える病気です。目に見えませんが、脳内物質の変化などで身体的には大きなダメージを受けているのが鬱という病気です。

そのような病気に追い込んでいるのだから、本来ならパワハラは傷害罪として告発されるべきだと考えています。でなければ、私やYさんのような人間は減っていきません。

 

■パワハラの源泉は管理職の無能である

パワハラの源泉にある感情は、優越感と(無)責任感です。

Yさんの例を見てもわかるとおり、自分が圧倒的優位に立てる環境にあり、なおかつ自身で解決できない問題を突きつけられるとパワハラが発生しやすくなります。

自分が悪いと自覚しているからこそなのですが、それでも認めたくないという心理が他罰的な行動になって現れてしまうのです。つまり部下かのせいにしないと自責してしまうという弱い心が、パワハラを生み出しているのです。

先述した通り、鬱は心の大けがです。しかも死に至ることすらある病気です。

電通の事件をきっかけに、超過勤務の改善を行う企業が増えています。私がいた会社も、これまでの見なし残業代を見直し、ちゃんと残業代が出るようになったと聞きます。

たった一人の女性の死がここまで社会を変えた…と言いたいところですが、たかだか一年でここまで改善できるなら、もっと早く取りかかれば良かったのではないかと思えてなりません。

しかし、本当に彼女が死んだ理由…パワハラについては、いまだ野放しの状態です。

実際、国民の代表である衆院議員が「このハゲー!」と怒鳴りながら秘書を殴っているような現状です。もっと細かく見れば、見逃されているパワハラがいくつもあるかと思われます。

一刻もはやくパワハラのない社会になってほしいものです。

 

それにしても、パワハラ暴行を行っていた豊田真由子議員が「心身症で入院」したというのだから驚きです。入院ってそんなに簡単にできるものなんでしょうかね?? 彼女のパワハラを受けてきた数十人という元秘書たちはきっと「病院は安全地帯じゃないんだぞ」と言ってやりたいんじゃないですかね。

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。