new3DS生産終了のお知らせ ニッチに追い出されてしまった王者の末路


※画像は任天堂のHPより

我が愛用のnew3DSが生産終了とあいなりました。

理由は需要と販売状況の問題だそうです。
簡単に言えば3DSの需要はLLに偏り、ノーマルサイズは不人気だったということです。よって、LLのみでやっていけると判断したということですね。
new3DSの販売から三年。最近の任天堂はハードウェアに対する判断が非常に速い印象がありますが、その分経営が合理化されつつあるということでしょう。もう任天堂一強の時代ではないのだから、当然と言えば当然なのですが。

new3DSの生産終了をもって、3DSのラインナップからノーマルサイズは消えることになります。

※画像は任天堂のHPより

任天堂の3DSのラインナップからも、すでにノーマルサイズは消されています。代わりに7/13に発売されたNew 2DS LLがラインナップに加わっています。

 

私はnew3DSを発売日に購入しました。秋葉原のソフマップで購入したのですが、私がお店に着いた時にはすでにLLは売り切れ。大してノーマルサイズのnew3DSは売れ残っていました。

携行性を考えてノーマルサイズを購入するつもりだったので全く問題はなかったのですが、当時からすでにノーマルサイズとLLの勝負は決着がついていたのですね。

new3DSが発売された2014年は、もともとDS、3DSが君臨していた「携帯ゲーム機」という生存圏を、新興勢力であるスマートフォン(ソーシャルゲーム)によって奪われてしまった時期でした。
そこで3DSは、LLという携行性を犠牲にしながら大画面で迫力のユーザー体験が楽しめる機種をメインストリームにすえる戦略にスイッチしたのです。

そのような事情がありながら、new3DSでもノーマルサイズが投入された背景は、小さくて軽い本体の方が子供たちが遊びやすいだろうと考慮されたためです。
しかしフタを開けてみると、子供がそんな合理的な思考をするわけがなく(笑)、大画面で大迫力のLLを選択する子が多かったようです。

すでに3DSは、純粋な携帯ゲームではなくなってしまったのです。そして今3DSが活路を見いだしているのは、据え置き機とスマホの中間を埋めるニッチです。
画期的なタッチパネル搭載携帯ゲーム機ということで、爆発的な人気を得たDSの系譜ですが、そのフューチャーをまるまるスマホに奪われ、食料の少ないニッチに追い出されるその様は、まさに資本主義の容赦ない弱肉強食を見せられる思いですね。

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

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