グリマスの終了と課金について思うこと

スポンサードリンク


画像はアイドルマスター ミリオンライブ!公式ページより。

10/29に「グリマス」こと「アイドルマスター ミリオンライブ!(以下グリマス)」がサービス終了を発表しました。

モバゲーのシンデレラガールズは、本編こそ衰退期を迎えつつも、シンデレラステージやPSVRのソフトとして新たな展開を見せています。
一方で、グリマスはサービスイン時には「ついにグリーにもアイマスがっ!」と話題になったものの、シンデレラガールズとは違う新作ということで悲喜こもごもだったことを記憶しています。

それが仇になったのかは分かりませんが、盛り上がりに盛り上がったシンデレラガールズの発展の影で、最後までひっそりとしていた印象となっていたように思います(あくまで私の印象です)。

それでもグリマス終了に対してマーケットは機敏に反応、株価が下落したのだから、現在のグリーの中ではそこそこ存在感があるコンテンツだったのでしょうし、そんなゲームが撤退してしまう今のグリーの凋落ぶりには目も当てられません。グリモバ時代も遠くなりにけり、といったところでしょうか。

さて。

この手の大型ソーシャルゲームが終焉を迎えると、課金していたユーザーはどんな気持ちなのか、という話になりがちです。
今回はそんな課金周りの話を書いてみたいと思います。

 

■課金はインスタントな体験である。

言うまでもないことですが、どんなに大金突っ込んでも、サービスが終われば全ての課金結果が台無しになります。
しかし、どのソーシャルゲームも、いずれは終焉を迎えます。それはおよそ運営側の経済的な理由が主となるでしょうが、市場の変化や様々な要因にて終了してしまうことは、ソシャゲに限らずサブスクリプションタイプのサービスならあり得ることです。

しかしコンテンツには、もう一つの終わり方があります。

それはユーザー自身の「飽き」です。

どんなゲームでも、いずれは飽きる時がきます。また飽きなかったとしても、環境の変化で遊ばなくなり、そのまま引退してしまうことも少なからずあるでしょう。いずれにせよプレーヤー個人の理由でゲームをプレイしなくなった時、そしてそのまま永劫に復帰しなかった場合、原因は違ってもサービス終了と同義のことが起きるはずです。

グリマスの終了報道を聞いて「ああ、そういえばやってたな(課金したな)」と思った人、すなわちかつては課金するほど遊んでいたのに、今は全然遊ばなくなった人も少なくはないでしょう。

果たして、これらの人たちは「課金は無駄だった」と思うのでしょうか?

おそらくですが、大半の人が「無関心」ではないのでしょうか。

ガチャとは「体験」にすぎません。排出されるキャラやカードも単なる使用権にすぎません。

ソーシャルゲームは決して虚業ではありませんが、課金は目に見えない、手に触れられないサービスに対してなされるものです。それゆえ、ガチャという体験はカタチとして残りません。

その時ガチャに課金したのは、あるキャラがほしいという気持ちに対してです。その気持ちが報われたかどうか、希望どおりの体験が得られたかはまた別の話であり、あくまでガチャに課金をしたという体験のみがユーザーには残るのです。

そう考えると一番近しいのはゲームセンターのインカムでしょう。
ゲームセンターのインカムも、例えば100円使ってワンゲームを遊んだとしても、そのゲームが自分のものになることはありません。あくまでプレイをしたという事実と体験が残るだけです。

しかし、その100円を損したと思うでしょうか。
もちろん、可能性があることは否めませんが、プレイしたという体験を得たあとは、課金した事実はどうでもよいと思うのではないでしょうか。

ソシャゲのガチャも同じです。

その体験には目当てのキャラの排出という以外にも、例えば射幸心などといった快感なども含まれるわけで、なんにせよ課金という行為に対する報酬は、インスタントな体験にすぎないのです。

 

■「終焉」を迎えるのはパッケージゲームも同じ

対してパッケージゲームは、物理メディア(もしくはダウンロードしたゲームのデーターや購入権)が残るため、ソーシャルゲームと違って「永遠に遊べる」と思いがちです。

手元にメディアが残るなどの差はありますが、ソシャゲ同様に飽きてしまえば、パッケージゲームもプレイしなくなります。場合によっては売却などして手放すこともあるでしょうし、クソゲー掴まされてパッケージ代がまるまる損する可能性も捨てきれません。

ここまでの可能性を考えると、課金(購入)というシーケンスは、お金を払って体験を買うという意味ではソシャゲのガチャとそう変わりは無いものと言えるのではないでしょうか。

もちろんソシャゲのガチャは、排出率の関係で例えば3000円払ってもハズレ掴まされる可能性の方が非常に高いのですが、これはコンテンツの内容、課金の体験とは別の話。排出率の低さは問題ではありますが、それによって射幸心を刺激され、ある種の快感を得ることができるので、結果は別して体験という意味では悪くはないと言えなくもありません。

なのでサービス終了を宣言されたところで、冷静に受け止められる人が多いのかも知れません。
少なくとも経済的な理由で終了するグリマス界隈を見ていれば、熱心に遊んでいる人以外は課金実績も少なく、過去にプレイしていた人、かつ課金をした人もいまや遊んでいない状態になっていると思われます。

私も一時期モバマス(モバゲーのシンデレラガールズ)に月1万ほどつぎ込んでいた時期がありました。一年で十万前後使うペースで課金していましたが、ここ二年ほどログインもしていません。全くプレイしなくなった今から考えれば、もったいないお金の使い方をした思いますが、そのおかげで得られたゲーム内の体験もありますし、少なくとも損をしたとは思っていません。

多くのユーザーもそういう心境になるのかな、と、今回のグリマス終了を受けて思ったわけです。

 

ソシャゲを含むオンラインゲームは、運営が終了してしまうと何もかもが消え、思い出だけが残るという状態になります。私がプレイしたMMOとしては、ソーサリアン(FF11にそっくりなヤツ)、PSU(イーサンがニーサンだったヤツ)などそこそこハマったゲームもありましたが、いずれも今はプレイすることができません。全ては思い出の中です。

そう考えると、オープン15周年を迎えるFF11はすごいなぁと思わざるを得ません。ここ数年プレイしていませんが、キャラも残っているしディスクもあるので、いつでも復帰できるんですよね…。まあ、遊ばないと思いますけど(笑)。

(文/赤蟹)

 


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。

One thought on “グリマスの終了と課金について思うこと

  • 2019年1月14日 at 02:15
    Permalink

    流石にオフゲー持ち出して、個人の飽きの話とごっちゃにするのはどうかと・・・
    ごく一部とはいえ、サービス終了後もオフゲー化や一部プレイ可能なコンテンツもあるにに
    はいもう終わりですプレイ出来ません これはオンラインだとか飽きの話じゃなく
    単純に機械的まビジネスだとか、バッサリ無かった事にして続編へのシフトを確実にさせる為でしかない
    オフラインのビジネスソフトでも、時限式で起動出来なくしてサポートを受けて更新して下さいなんて
    ふざけたもんがあるけど、あんなのも完全に金儲けの方便だしな

    Reply

コメントを残す