「君の名は。」と「氷菓」の聖地巡礼しに飛騨へ(2日目・高山編)

スポンサードリンク

飛騨への聖地巡礼の二日目でございます。

一日目のレポートはこちら。

二日目旅程はこんなカンジになっています。

「氷菓(アニメ版)」の舞台である高山と、「君の名は。」の聖地である飛騨古川を巡る、聖地巡礼のメインイベントデーとなります。


一泊目に宿泊した飛騨牛専門 旅館清龍は、朝ご飯つきです。

なんだか朝から豪華だぞっと。

左手の土鍋は、なんと飛騨牛のすき焼きです。朝からなんと豪勢な。
グラスに入った白い液体は飛騨の牛乳。あっさりとした味わいでした。奥には飛騨牛肉ふりかけがありますが、お米があまりにも美味しく、ご飯の味を楽しみたかったので使いませんでした(汗)。

朝食が終わり、少しのんびりした後、聖地巡礼に出かけます。荷物は旅館で預かってもらえたので、岐阜城同様にカメラバッグだけを持ってお出かけです。

高山の氷菓(アニメ版)のロケ地は、高山市公式観光サイトで見ることができます。

地図は前日に旅館でもらったので、あらかじめ行程を決めておきました。


雪の予報も出ていましたが、宿を出たら見事な青空! 聖地巡礼日和でございます。

まずは、オープニングに登場した鍛冶橋です。

なのですが、鍛冶橋は残念ながら工事中でした…。
ついでに河原は雪深くて降りられなかったので、劇中のアングル(真横)で撮ることもできず。

仕方なく、鍛冶橋から宮川を眺めてみました。
雪にあまりなじみがない関東人としては、雪をかぶった川沿いの風景だけでも新鮮。きれいですね。
鍛冶橋がかかる宮川は下流で神通川と合流し富山湾にそそがれます。

続いては、これもオープニングに出てくる宮川朝市通り。

宮川朝市とは、高山市公式観光サイトによると…

江戸時代から、米市,桑市、花市などの市として発達し、明治の中頃から、農家の奥さんたちによって野菜がならべられるようになり、朝市とよばれるようになりました。

というわけで、100年以上の伝統がある市(いち)だそうです。旅館の人にも行ってみるといいですよと、オススメされたので、高山市の観光スポットとしては鉄板のようです。

出店はこんなカンジ。食べ物や民芸品がメインで、中には写真のようにコーヒーとクッキーといった、出店らしからぬメニューを提供している店もありました。
朝市は外国人も多く、あちらこちらで中国語が聞かれました。なので出店のPOPも英語や中国語で書かれたものが見受けられました。

また朝市は出店ばかりでなく、沿道のお店も朝から開いており、おみやげや五平餅、牛まんといった名物を売っていました。美味しそうだったのですが、朝ご飯食べたばかりだったのでパス。

宮川朝市を抜けると、鍛冶橋と同じくオープニング等に登場する弥生橋が見えてきます。この弥生橋も、宮川にかかっている橋です。

アニメと同じアングルで撮ったつもりでしたが、勘違いして逆側から撮ってしまいました(対岸から撮るのが正解)。

 

朝市の沿道には桜が植えられていました。春になると、きっときれいなのでしょう。
でも、雪を被っている桜もなかなかのものです。

続いて商店街。氷菓でも何度か街中の風景としてアーケードが出ていましたが、実際はひさしが延長された片側アーケードです。これは雪が多い地域でよく見られる形態で、降雪しても買い物ができるようにと作られたものです。

凝った外装の店舗も多く、歩いているだけでも楽しくなります。

続いてはこのモダーンな建物。高山市図書館「煥章館」です。
作中では奉太郎と千反田さんが、中学時代の恩師とヘリコプターの関連を調べるべく訪れた場所です。作中では正面からのアングルになっていましたが、駐車場に多くのクルマが停まっていたため斜めから撮りました。

外観がやたらオシャレなのは、煥章学校というフランス風建築の明治時代の学校を模した建物だからだそうです。欧州に追いつけ追い越せだった当時の日本人の気質を伝えているように思えますね。

最後に荒楠神社のモデルとなった日枝神社に向かったのですが、

途中で城山公園と書かれた石柱を発見。城と聞いてはいかずにおれない私ですので、ちょっと寄ってみることに。

公園にはここ高山城を築城した初代高山藩主、金森長近の像が建っています。逆光でシルエットだけになってしまいましたが。

高山城の遺構はこの山の上にあります。写真だと伝わらないかもしれませんが、結構な高さがあります。地図を見ると縄張りも思ったより広大です。
高山城は、信長の野望では最弱小大名としてネタにされている姉小路家を滅ぼした豊臣政権が、その威光を知らしめるためにも作られたとも言われ、本丸には実戦向きではない、安土城を参考にされた御殿風の天守閣を備えていたそうです。

城跡に向かう道はこんなカンジ。山道は雪に閉ざされています。

これ、上れるのかな…などと思っていたら、スキーウェアとストックを持ったご老人の一団が。雪山登山の練習でもしているのでしょうか。雪に残された足跡の主は、彼らのようです。

ご老人で上れるなら、私でも大丈夫だろうと思い、意を決して本丸に向かってみることにしました。雪上でも歩けるブーツを履いてきたのが幸いしました。

雪の山道は想像以上に疲れます。数分歩くと暑くなって汗がにじんできます(ヒートテックのおかげかもしれませんが)。ご老人たちに踏み固められていたため、雪に足をとられることなく歩けたのは幸いです。

歩いていると、ドサッと木から落ちてくる音が聞こえてきます。あー、これアニメとかで良く見るやつだ!などと関東人の私は感動してみたり。

山を登り始めて二十分ほどで本丸に到着。普段の運動不足がたたったのか、ゼーゼー言いながら四阿のベンチに座ってしまいました。
休んでいると、またしてもご老人の一団が。みなさん、達者だなぁ…。

せっかく登ったものの、本丸の遺構は雪を被ってしまい、城跡らしい石垣なども見ることができませんでした。でも、雪山登ったのは楽しかったのでよしとします。

一休みして山を下り、高山の街へと戻ります。

高山の街の一角には、国選定重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれている「古い町並」があります。特に特定の名前を持たず、「古い町並」という名前っぽいです。なんだかいさぎいい。
かつて高山藩、高山天領の商業の中心地として栄えた街区で、当時の街の雰囲気を残す風情ある通りです。江戸時代から続く老舗も並んでいますが、カフェなどの新しい店も入っており、世代交代は進んでいるようでした。

ここも中国人観光客が多く、店によっては中国語のPOPが出ていました。中国から高山に観光とはなかなか通ですが、何が目的で来てるのだろう。白川郷へ向かう拠点だからですかね??

高山観光の最後はもちろん、高山ラーメンでシメです。

選んだお店は麺屋しらかわ。宿で「麺屋しらかわが美味しい」と教えてもらったので、ここに決めました。

お店に入ったのは11時ちょっと過ぎ。店も開いたばかりのようで、お客さんは私しかいませんでした。普段は行列もできるほどの人気店らしいですが、ラッキーでした。飛騨古川での聖地巡礼も考え、12時には高山を出る予定にしていたので、早めにお店に入ったのが功を奏したというか。

そのためご主人たちと話ができたのですが、高山ラーメン(地元では中華そば)はもともと東京ラーメンがこの地に根付いたものだそうで(ご主人も十数年前に東京から高山に越してきたそう)、中華料理店のラーメンをそのまま残しているようなトラディショナルな味が特徴だそうです。

先日の東京の大雪はすごかったですね、などと雑談をしたり、お店の人はみんな気さくで話好き。ラーメンが出るまでの間、退屈せずにすみました。

で、こちらが麺屋しらかわの中華そば。最初に聞いたからでしょうが、確かに中華料理店の醤油ラーメンっぽいです。

味は魚介系の出汁をつかったあっさりな醤油味。スープに油は浮いてますが、しつこさはほとんどなく、しっかりと醤油の味がします。麺は細麺でズルズルと食べやすかったです。味玉はサービスでつけてもらっちゃいました(笑)。

飛騨牛、高山ラーメンと飛騨の二大グルメをしっかり押さえたいま、もう心残りはありません。宿に戻って預けていた荷物を受け取り、12:01発の電車に乗るべく高山駅へと向かいます。

しかし、高山駅に着いて、観光地図を見ていた時に、気づいてしまったのです。

荒楠神社のモデルとなった、日枝神社に行くのを忘れていたことを!

高山城に登ることに夢中になって、すっかり忘れておりました…。
なんということでしょう。岐阜城に続く大失態でした。

とはいえ、出発の時間も迫る中、悔やんでる時間はありません。
また今度、次は雪のない季節にこようと心に決め、高山を後にしました。

次はいよいよ「君の名は。」の聖地、飛騨古川です。

(文/赤蟹)


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。