セクシー女優のHIV感染報道についての私見というか

※多々問題がある文章だと思いますが、あくまで団長の私感であって、誰の意見を代弁するものでもありません。それを踏まえた上でお読み下さい。

先日、あるセクシー女優がHIVに感染していたとの発表がAV人権倫理機構からありました。
この報道を受けて、感染した女優が誰なのかとか、いわゆる犯人捜しが始まっているようです。
また業界内でもこの事件に触れ、様々な憶測や反発が生まれていると聞きます。

そして外に目を向ければ、一部のマスコミ、記者たちに「感染者が誰なのか」暴こうとする動きがあるそうです。

彼らは職業的にもHIV感染者が出たという事実を報道すべき立場にいる人たちであろうとは思います。

しかし感染者個人を特定してどうするつもりなのでしょう?

ただHIVに感染したセクシー女優がいた、それに対してセクシービデオ業界がこのような動きを示している、というだけではダメなのでしょうか?

特にHIV感染(歴)は、個人情報の中でも特秘中の特秘の情報です。
それは今だに空気感染する等の間違った知識で残っていたり、性病であるというデリケートな病気であるからです。

言い換えれば、感染を暴かれたら今後まともな社会生活すら送れなくなるかもしれないという重大な個人情報という事です。

そのような重大な情報を暴き、患者となった女性の名前を首級のごとく高々と掲げて、彼らはどうするつもりなのでしょう。

HIV感染という命の危険すらある病気にかかり、不安の中でこれからの人生を歩んでいかなければならない女性に対し、さらに社会的に処刑するつもりなのでしょうか。

たかだか一件のスクープのために、人の人生をメチャクチャにするつもりなのでしょうか。

マスコミが批判される要因の一つとして、報道した事によって起きるアフターエフェクトに対する責任を一切とらないという点があります。

短慮なスクープで人生を狂わされた人は少なくはないはずです。だからこそ、慎重な態度をマスコミ側に求める声が市井にあるわけですが、それでも速報性とスクープ(つまり経済的理由)が優先されてしまうという残念な事実があります。

そして今回の気の毒な女性も、その俎上にあげられようとしているのです。

 

さてここまで書いて、なんだ団長は罹患した彼女をかばうつもりか、と言われそうですね。

彼女にも問題がある。それは事実です。性を仕事にしておきながら、HIVに感染するというプロ意識の低さは確かに重大な問題です。

一部の記事では「AV撮影の体勢そのものが問われている」とまるで業界の責任のように言われている記事が出回っていますが、現時点でそう断じる材料はないのだから、そう簡単に言えることではないはずです。罹患もAV人権倫理機構の発表では撮影外のことだということですし、ならば業界は関係ないはずです。

しかし、そのような情報管理の点でAV人権倫理機構はヘタを打ちました。

9月に判明していたことを10月末に発表したのは、外部から嗅ぎつけられそうになったからではないかという邪推すらあります。

つまり、AV人権倫理機構は患者の女性のことより自分たちの保身を第一にしてしまったのではないか、という疑惑です。

なんら対策もソリューションも持たずに、ただ情報を駄々流しにしただけのAV人権倫理機構こそ責められるべきです。

これは同時に、その女性とからむことになった男優の立場をないがしろにしたことでもあります。

なぜすぐに発表できなかったのか。これはもう怠慢としか言いようがありません。

団長は以前からAV人権倫理機構の存在に疑問を感じていましたが、今回の件では「やはりな」としか言いようがなかったです。何をやっていたのでしょうね。彼らは。

 

今回の事件は、個人の責任と矮小化できる問題です。
だからこそ個人の問題だからこそデリケートにあつかってあげるべき問題じゃないのかな、と団長は思うわけです。

セクシー女優という性を商売にする女性だから感染したのだ、と見るのは職業差別に他ならないわけであって、それをおもしろおかしく取り上げるのはやめてほしいなぁというのが感想です。

特にまとまりもなく終わります。


団長

「てらどらいぶ」管理人。 ゲーム開発のディレクター、動画配信サイト管理人のプロデューサーなどを歴任。 心のゲームは「ウィザードリィ」と「ザナドゥ」。ドラクエとFFならドラクエ派。