キャンプ道具とモノ作り意識。

最近、ちょっとしたデイキャンプをやろうと、キャンプ道具を集めています。

北区には荒川岩淵関緑地のキャンプ場もありますし、Amazonをのぞいて見ると、意外と安くキャンプ道具が買えるので、新規参入の敷居も低そう。

ポップアップテントにローテーブルを置いて、ケトルとバーナーでお湯わかしてコーヒー飲んだりカップヌードル食べるくらいなら、そこまでお金をかけずにできそうです。

しかし調べてみると、Amazonなどで流通している安い中国メーカー製のキャンプ道具は、どこかのメジャーメーカーが作ったツールをコピーして売っているものらしいとのこと。

知財関係の仕事をしていた私としては、初心者とはいえ、こういう商品を買うことに抵抗があったので、ちょっとお高いけど、しっかりとした(国内)メーカーのアイテムを買うことにしました。

もう一つ、国内メーカー製の商品を買うと決めた理由は、コピーの件を知る前にAmazonで購入した、マイナーブランドのロールテーブルの天板がへこんでいたことにもよります。

粗悪とまではいいませんが、知財云々以前にコピー製品を売る会社は生産管理体制がしっかりしていないんだなと感じました。

幸い、Amazonで返品を受けつけてくれたのでお金の無駄にならなかったのは幸いでした。

返金された金額に若干足して、改めてキャプテンスタッグのロールテーブルを購入することにしました。

キャプテンスタッグを選んだのは、メジャーメーカーであるということもありますが、その親会社であるパール金属を、私自身が非常に信頼していたからです。

パール金属は主に金属製食器やキッチンウェアを生産している会社で、本社は金属器で有名な新潟県燕市にあります。

以前、パール金属製の圧力鍋が壊れた際、無償で修理してくれた上に、フォークのセットを送ってくれたことがありました。
買って半年くらいで蓋から蒸気が漏れるようになり、圧力がかからなくなってしまったのですが、症状をメールで伝えたところ、修理対応してくれたのです。

そのため、パール金属は顧客を大切にしてくれる会社というイメージがあり、その子会社のキャプテンスタッグもきっと同じで初心者に優しいに違いないと思ったわけです。

そんなわけで、改めてキャプテンスタッグのロースタイルローテーブルを購入したのですが…。

こちらも残念ながら、天板に傷やへこみがついておりました。

使えなくなるような傷ではないのですが、こすっても落ちない汚れや表面加工のハガレ、ヘコミなどがついていました。

また、脚の方にも、塗装時についたと思われる指紋がありました。

使えないわけではないので、別に交換とかは希望しなかったのですが、これはこういうものなのかと思って、キャプテンスタッグに写真とともに問い合わせのメールをしてみました。

で、返ってきたメールがこれ。

要約すると、製造時に傷や汚れがつくけど、アウトドア用品なのでそのまま出荷しています、ということみたいです。

先述の通り、私はキャンプをやるのが始めてですので、傷があっても出荷してしまう商品に出くわしたことがなく、非常に驚いてしまいました。

確かに、野外で使うものだし、いずれは傷がつくでしょうけど、最初から傷がついてても問題はないよね、と言われてしまうと、今まで生きてきた常識からも考えづらく、大変モヤッとした気分になります。ましてキャプテンスタッグは、キャンプ道具ではメジャーなブランドのようですし…。

商品の特性上、擦り傷ができるのはいいとしても、それを防ぐためにアルマイト加工しているという話でしたし、バリを取るとかならまだしも、ヘコミはアルミだから叩いて直せないですしね。

塗装時についた指紋にしても、ガンプラ作ってる小学生でもやらないミスだと思いつつ、これで良品といわれてしまっては、納得するしかないです。こすっても落ちませんが、どこの誰とは分からない中国人(このテーブルは中国製)の指紋を、ここに刻んだまま使い続けるしかないようです。

せっかく購入したので、このロールテーブルはこれ以上傷や汚れがつかないように、丁寧に使っていこうかなと思います。


製造業をしていると、どうしてもエラー品が混じります。それを検品ではじくことで、ブランドとしての信用やイメージというものを保てるのです。

今回の件で私の中では、キャプテンスタッグは、出荷時の検品もやらないし、中古品のような傷や汚れがあっても問題ないとする会社なのだという印象ができてしまいました。

いいか悪かは別として、国内のメジャーなメーカーがこのような対応だと、悪いとは思っていても、中国メーカーのコピー品を選ぶユーザーも多いんだろうなとは思ってしまいます。

私は引き続き、メジャーなメーカーのアイテムやツール(ギアと言うらしいですね)を買うつもりでいますが…。

なんにせよ、10年前にフォークセットをくれたパール金属の今はこうなんだと思い、少し悲しくなったというお話でした。

初キャンプでこのテーブルを広げるのが楽しみです。